いつも美術趣味をご覧いただき、ありがとうございます。
すがすがしい秋晴れが続きますが、いかがお過ごしでしょうか。
今回は、先日訪れた北海道の「後藤純男美術館」についてご紹介します。
上富良野町の広大な大地のなかにある美術館で、日本画家である後藤純男先生の作品がたくさん展示されています。
↑美術館の入口です。
↑美術館の前の道路です。このようなまっすぐ長く続く道路は、北海道にいくつもありました。北海道ならではの光景ですね。
受付で借りた音声ガイドをつけて、館内をまわりました。ガイドには後藤先生ご本人からの挨拶が収録されていて、先生から解説を受けている感覚になります。
また、後藤純男先生の「2020年・生誕90周年記念」特典として、ポストカードをいただきました。
掲載されているのは《桜花浄苑雙図(おうかじょうえんそうず)》右隻で、館内に展示されていました。
展示作品のなかで私が一番心を打たれたのが、本作品です。
右隻と左隻からなる大迫力の大作で、岐阜県にある桜「淡墨桜(右隻)」「臥龍桜(左隻)」がモデルになっています。
力強く且つ細やかな描写で、華やかな幻想風景を見ているようでした。
先生は風景を描く時、いつも「祈りの心」で筆をとられていたそうです。
四季折々の景色は情感豊かに表現され、絵のなかの空気感や、生命感を感じられます。
行ってみたかった美術館に訪問ができ、素敵な思い出になりました。(I)
今回は、当社で販売している後藤純男先生の高級複製画のなかから、この季節にふさわしい作品をご紹介します。
悠久の歴史を刻む古都と変化に富む自然美が調和した作品を、ぜひお側でご鑑賞ください。
《秋の談山神社 多武峰》
仕様体裁
技法 彩美版®シルクスクリーン手刷り、本金泥使用
限定 500部
用紙 版画用紙(かきた)
額縁 特製木製額金泥仕上げ(国産ハンドメイド)、アクリル付き
画面寸法 天地36.0cm×左右72.5cm
額寸法 天地57.0cm×左右93.5cm
重量 約6.1kg
証明 監修者による承認印を奥付に押印
原画所蔵・監修 後藤純男美術館
解説 行定俊文(後藤純男美術館前館長)
発行 共同印刷株式会社
本体価格 240,000円(消費税は別途申し受けます)
後藤純男美術館のご紹介
1987年、北海道の厳しい自然に惹かれた後藤純男画伯は、道内取材の拠点として上富良野町にアトリエを構え、これをきっかけに、1997年9月、美術館が開館しました。2002年には新館が完成し、展示室が大幅に拡充されたほか、2階には十勝岳連峰を眺めるレストランと資料室がオープン。新館と旧館を合わせ約600平方メートルある展示スペースでは、主要作品の多くを見ることができます。
住所 : 〒071-0524 北海道空知郡上富良野町東4線北26号
開館時間 : 9:00~17:00(11月~3月 9:00~16:00)
休館日 : 12月29日から1月3日(展示替え等で臨時休館する場合あり)
電話番号:0167-45-6181
※詳しい情報は、美術館のホームページをご覧ください。
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