先日、東山魁夷の風景画でも屈指の作品として知られる「道」のモデルとなった場所を訪問してきました。青森県八戸の種差海岸沿いにある国道です。種差海岸は、明治期より文学者や芸術家の作品や文章に描かれており、また、映画やテレビドラマの舞台としても数多く登場しています。海岸線に沿って遊歩道が整備されており、歩くとその風光明媚な景観を堪能することができます。
「道」の記念碑は、海岸線の遊歩道に並走する青森県道1号(うみねこライン)に建てられています。
「道」は、当時あった建物などを略筆した、像徴性の高い、心象風景のような作品です。画家として初期の頃に描いたもので、確立しつつあった「シンプルな画面構成」「青系統の色調表現」の特色が顕著にあらわれています。描かれた上り坂の一本道は、鑑賞する私たちの進む前途や希望と重なり、自分自身を奮い立たせ、また内観させる問いかけをしてくるようです。
本年は作品が制作されてから70周年です。それを記念して、当社では東山魁夷マスターピースコレクション™「道」を500部限定で制作・販売しています。
仕様体裁
技法:彩美版®プレミアム・東山魁夷 マスターピース コレクション™
限 定:500部
装 丁:特注浮き出し加工木製額(シルバーフレーム/背面メタリック梨地)
画面寸法:天地 65.2cm × 左右 49.3cm
装丁寸法:天地 83.0cm × 左右 64.7cm × 厚さ 3.4cm
重 量:約5.5kg
解 説:松本猛(美術評論家、長野県信濃美術館 東山魁夷館前館長)
原画所蔵:東京国立近代美術館
証 明:著作権承継者の承認印・通し番号入り証紙を額裏に貼付け
本体価:500,000円(税別)
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