空高く、秋らしくなってまいりました。
さて11月3日、人形作家の奥田小由女先生が文化勲章を受章されました。
奥田先生は当社でも複製画を制作させていただいている日本画家の故・奥田元宋先生の奥さまでもあり、元宋先生が1984年に文化勲章を受章されていることから、このたび、日本初のご夫婦での受章となりました。
複製画制作にかかる用件などでご自宅にお伺いさせていただくたび、温かい笑顔で迎えてくださる奥田小由女先生。醸し出される優しくも凛とした空気は、制作される人形作品にも通じるところがあるように思います。美しく色彩豊かな奥田先生の作品は、現在、国立新美術館で開催中の日展(改組 新 第7回日本美術展覧会)でも観ることができます。秋の芸術鑑賞に訪れてみてはいかがでしょうか。
さて、当部では奥田元宋先生の彩美版作品をラインアップしています。「元宋の赤」といわれる、独特の燃えるように鮮やかな赤色に包まれた秋の風景が代名詞の奥田元宋先生の作品ですが、緑やピンクに彩られた、暖かな春の息吹を感じる季節の作品もとても素敵です。
「渓澗春耀」など低い目線から描いた作品には、水や土、樹木の生き生きとしたにおいを感じ、赤富士などの遠景を描いた作品は、その季節だけが持つ自然の美しさを教えてくれます。
※日展は国立新美術館にて11月22日(日)まで開催
(詳細は美術館ホームページをご確認ください。)
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