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06 November 2020

【展覧会訪問レポート】紫舟展@日本橋髙島屋


こんにちは。
11月4日より日本橋高島屋6F美術画廊で開催中の書家・アーティスト 紫舟氏の個展へ訪問して参りました。

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紫舟氏は、NHK大河ドラマ「龍馬伝」や美術番組「美の壺」などの題字で知られ、海外では2014年のフランス・ルーヴル美術館地下会場でのフランス国民美術協会展にて、書画で金賞、彫刻で最高位金賞という日本人初のダブル受賞をはじめ、国際的にも活躍する現代日本を代表する書家でありアーティストです。
お昼時に伺ったところ中には多くの人が。その中心に紫舟氏がいらっしゃり、作品についてお話をされていました。
どんなことを話されているのかな?と耳を傾けはじめたら、思わず自分自身の普段の心持ちや行動を見つめ直してしまうような共感するお話ばかりで、とても引き込まれるものがありました。
「我不識」という書があり、これについて「家族との距離は、近すぎるがゆえに時に言葉がきつくなったりしてしまうことがある。そんな時は家族をお客さまだと思ってみたらいい。逆にお客さまに対しては、時に家族と思って一歩近づくことで良い関係を築けることもある。」といったお話をされていたのが心に残りました。紫舟氏の書には、内省したり、励ましたり、癒してくれるような感情を掘り起こす力があり、それは絵画を観るのと共通する部分でもあるように感じ、「言葉や文字の表現というのは面白いな」と思いました。


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紫舟氏は言葉の持つ力やその意味をご自身で深く解釈され、作品として表現されておられるのだな、と作品を観たりお話を伺いながら感じました。お話を聞いていた人たちも、作家の一言一言に深くうなずいたりしながら聞いている方が多くいらっしゃいました。

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展覧会は書以外にも絵画や彫刻など、さまざまな形で文字を表現した作品が多数展示され、とても見応えがありました。
紫舟展は11日まで日本橋髙島屋で開催、その後も全国の高島屋を巡回の予定です。
お近くの方は足を運んでみてはいかがでしょうか。


全国髙島屋巡回紫舟展
紫舟 ~祈り~ 産んでもらっただけで一生かけても返せない恩がある
2020年11月4(水)-10日(火)日本橋髙島屋S.C.本館6F美術画廊
2020年12月16日(水)-22日(火)JU米子高島屋4階美術サロン(作家在廊予定:19日(土))
2021年1月13日(水)-19日(火)高島屋岐阜店8階美術画廊(作家在廊予定:16日(土)、17日(日))
※その他の全国髙島屋での巡回展は終了しました

紫舟公式ホームページ http://www.e-sisyu.com/


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