寒中お伺い申し上げます。
新年を迎え、新たな気持ちでお過ごしのことと存じます。
本年もブログ「美術趣味」をご愛顧いただけますと幸いです。
さて今回は、軸装の製作風景をお届けします。
昨年11月下旬、現場では伊藤若冲筆「白鶴図」を製作中でした。
完成するまでにあるいくつもの細やかな工程のなかから、大きな3つのプロセスをご紹介します。
1.裏打ち
軸装作品は、本紙や周囲の裂地(きれじ)の裏側すべてに紙を貼ります。厚く丈夫にして、水分や乾燥による起伏をなくすためです。
本紙や裂地の厚さはそれぞれ違いますが、つなぎ合わせて1枚の作品になった時に厚さや硬さが均一になるよう裏打ち紙で調整します。そのため、現場には厚さが違う裏打ち紙が多種類ストックされています。
※寸法・重量は天然材料を使用しており手作りのため、表記と若干異なる場合があります。
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