24 January 2020
【美術館散策レポート】アーティゾン美術館
いつもブログ『美術趣味』をご覧いただきありがとうございます。
寒中お見舞いを申し上げます。皆さまいかがお過ごしでしょうか。
今年は暖冬気味ですが、大寒を過ぎてようやく寒さ厳しく、冬本番となってきました。空気が乾燥して風邪を引きやすくなる時期でもあります。どうかお体をご自愛くださいませ。
さて、ビルの建て替えのために2015年5月から休館していた公益財団法人石橋財団ブリヂストン美術館が、本年1月18日に「アーティゾン美術館」として新たに開館いたしました。開館記念展として「見えてくる光景 コレクションの現在地」に早速行ってきましたので、ご報告します。
アーティゾン美術館は23階建て高層ビル「ミュージアムタワー京橋」の低層階に位置します。4階・5階・6階に設置された展示室には、収蔵品や休館中に新収蔵した作品が展示されていました。各フロアは作品に合わせた照明や展示仕様となっていて、古美術鑑賞の展示室は室内の照明を落とし展示ケース内照明で演出されていました(初公開・新収蔵作品「洛中洛外図屏風」江戸時代)。

作品と共に空間を楽しむ、見る人をつなげる、美術を身近につなげるための建物の創意工夫や美術館の情熱が感じられました。
収蔵品の幅は広く、洋画や日本画、造形物、石器品などの各フロア展示は魅力が満載。入館は日時指定予約制で入場時間枠が区切られているため、混雑もなくゆったり落ち着いて楽みながら展覧会を鑑賞でき、とても新鮮で感動しました。
会場には日本画家の前田青邨が描いた「紅白梅」も展示されていました。
当社は作品を所蔵先する石橋財団の許可のもと、複製技術「彩美版®」にて制作しています。(Y)
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