10 June 2022
新商品のご案内 クロード・モネ「アルジャントゥイユのひなげし」
「美術趣味」をご覧いただきまして、ありがとうございます。
この度は6月に発売される新商品、印象派の巨匠クロード・モネ≪アルジャントゥイユのひなげし≫の高級複製画のご案内をいたします。
アルジャントゥイユとは、パリから10kmほどのセーヌ河畔の町です。田園風景と近代生活が混ざり合うこの地に魅せられた印象派の画家たちが、ここで数々の作品を制作しました。モネがアルジャントゥイユで過ごした時代のうち≪アルジャントゥイユのひなげし≫を制作した時期は、妻のカミーユと幼い息子ジャンと共に自然豊かなパリ近郊で過ごした、モネの生涯において特に幸せで喜びに満ちた時代でした。この時代のモネは、家族と共に過ごす身近な日常の景色を題材にした多くの作品を描いており、充実した日常が感じられます。
夏の始まりを告げるかのように赤い花が咲くひなげしの野原と青い空。この美しい対比のなかに、いずれもカミーユとジャンをモデルにしたとされる二組の親子が描かれています。
本作は、「印象派」という名前のもととなった≪印象・日の出≫を含む複数点の作品と共に1874年の第一回印象派展に出品された、印象派の黎明期を代表する一枚です。
今回この大変貴重な作品を、所蔵元のオルセー美術館から正式に提供された画像データをもとに、共同印刷の独自技法「彩美版®」で再現しました。再現にあたっては、パリ・オルセー美術館開館準備室勤務等を経て、現在は東京都美術館の館長を務められている高橋明也氏に監修をしていただきました。印象派の巨匠モネが豊かで満ち足りた幸福な時代に描いた、美しい初夏の景色を、ぜひお手元でお楽しみください。

Photo © RMN-Grand Palais (musée d'Orsay) / Hervé Lewandowski / distributed by AMF / ユニフォトプレス
アート&カルチャー事業では、クロード・モネの高級複製画を多数取り揃えいていますのでご覧ください。
《記事一覧》へ戻る