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01 June 2022
美術館訪問レポート

泉屋博古館東京「リニューアルオープン記念展Ⅱ 光陰礼讃―モネからはじまる住友洋画コレクション」展


こんにちは。 現在泉屋博古館東京で開催中の「リニューアルオープン記念展Ⅱ 光陰礼讃―モネからはじまる住友洋画コレクション」展へ行ってまいりました。

泉屋博古館東京の前身である泉屋博古館分館は、住友家旧蔵の美術品を中心とした住友コレクションを保存・公開する目的で設立された泉屋博古館(京都)の分館として、東京・六本木に開設されました。2022年3月に新たに「泉屋博古館東京」としてリニューアルオープンして以降、3シーズンにわたって記念展が開催されています。

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5月21日からスタートした2シーズン目となる本展では、明治から昭和期にかけ活躍した国内外の洋画作品を紹介しています。
住友コレクションの一角を占める近代洋画は、印象派と、その台頭により衰退に向かったフランス・アカデミーの古典派絵画をそろって収集している点が特徴とのこと。その表現の違いを感じながら見学するのはとても面白かったです。

続く、これら海外作家の影響を受け展開した日本の近代洋画の展示も見応えがありました。
「麗子像」で知られる岸田劉生の作品がいくつか展示されていたのですが、よく見かける「麗子像」は、正直なところ、やや暗い雰囲気で少し怖さすら感じる絵だなと思っていましたが、展示されていたほかの麗子を描いた作品を観て、可愛らしさや愛らしさを感じたのは新しい発見でした。改めて色々な麗子像を見てみると、あの四角い顔がどれもかわいく見えてくるのが不思議です。鵠沼の風景を描いた「晩秋の霽日」という作品ものどかな明るい画面で、目を引くものがありました。

リニューアルオープンした泉屋博古館東京の、重厚感のある額がずらりと並んだ館内からは、住友財閥の歴史や存在感のようなものを感じました。
ちなみに「泉屋博古館」の「泉屋」とは、住友の江戸時代の屋号だそうです!

「リニューアルオープン記念展Ⅱ 光陰礼讃―モネからはじまる住友洋画コレクション」展
2022年5月21日~7月31日
泉屋博古館東京
https://sen-oku.or.jp/program/20220521_kouinraisan/


アート&カルチャー事業では印象派の作家を多数ラインアップしています。季節はこれから梅雨になりますが、初夏に向けて、気持ちの良い印象派の明るい画面をお部屋に飾ってみるのはいかがでしょうか。

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