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１年で最も寒い時期とされる二十四節気の「大寒」を迎え、厳しい寒さが続く今日この頃、皆さまいかがお過ごしでしょうか。

思えば1年ほど前から私たちが知ることになった「新型コロナウイルス」。感染症対策としてマスクを着用し、ソーシャルディスタンスをとる、密にならない、ステイホームに努め外出自粛するなど、普段の生活様式が一変しました。そうした状況下でスタートした2021年。願わくば今年こそは明るい話題や良いニュースが一つでも多い年となることを祈るばかりです。

先週、長野県の諏訪湖で「御神(おみ)渡(わた)り」が確認されたとニュースになっていました。地元の知人からも教えてもらいましたが、御神渡りの出現は3年ぶりだそうです。信州最大の湖である諏訪湖は、全面結氷することがあります。御神渡りは冷え込みが数日続くと、湖面の氷が裂けて山脈のように盛り上がる現象です。諏訪大社の神が氷上を渡ったとされ、その年の気候や豊作物の出来、世の中の吉凶までも占います。年によって湖岸から湖岸まで数㎞に渡り「氷の道」ができる光景は、自然現象にして不思議さと驚きを感じさせます。ちなみに、御神渡りが起きない年は「明けの海」と呼ばれています。

今年こそは現地で御神渡りが見られたら！と、明るいニュースに期待し、地元の厳しい寒さを思い出しながら丁寧に日々の暮らしを大事にして過ごしていきたいなと思いました。

さて今回は、当社が販売する高級複製画のなかから、小倉遊亀の 《椿【特装版】》をご紹介します。大きく枝を広げ、勢いよく咲き誇る椿の花が描かれた、華やかで迎春にふさわしい作品です。