25 December 2023
東叡山寛永寺根本中堂天井絵 ～日本画家 手塚雄二が描く双龍～
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去る2023年10月13日、徳川家の菩提寺として知られる台東区の寛永寺にて「東叡山寛永寺創建400年記念事業」が発表されました。その記念事業のなかで、「院展」展覧会図録の制作で当社がお世話になっている日本美術院の同人・さらに業務執行理事である手塚雄二先生が描いた寛永寺根本中堂の天井絵の発表記者会見が行われました。この天井絵「叡嶽双龍」は、6×12メートルにもなる巨大な画面に、阿吽の双龍が空を舞う様子が圧倒的な迫力で描かれています。国内の天井絵のサイズとしては最大級ということです。2025年に寛永寺が創建400周年を迎えるのに合わせて目を描き入れる「画龍点晴」を行い、本堂の天井に奉納される予定です。
「＜写真は1／10サイズの下絵＞画面右が手塚雄二先生」
©ryuichi tezuka
また、来年2月に日本橋三越本店で開催される「手塚雄二展 雲は龍に従う」の展覧会に、こちらの天井画が展示されることが決まりました。その後1年かけて、福井美術館・そごう美術館(横浜)・松坂屋美術館(名古屋)と全国各地を巡回する予定です。2025年の奉納に先駆けて鑑賞できる貴重な機会です。来年の干支は「龍」ということもあり必見の価値がありますので、皆さま、ぜひ足を運んでみてください。
