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23 August 2022

「TOYAMAキラリ&富山市ガラス美術館」訪問



いつもブログ「美術趣味」をご覧いただきありがとうございます。


先日、富山市中心部にある「富山市ガラス美術館」を訪問しました。 2020年東京オリンピックの会場となった新国立競技場の設計をした、 隈研吾氏が手掛けたビル「TOYAMAキラリ」内にある美術館です。


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建物は、御影石やガラス、アルミなど異なる素材を組み合わせ、立山連峰を連想させる外観となっています。 内部も非常に特徴的で、中心部は吹き抜けとなっており、木材がふんだんに使われていています。その構造美は圧倒的で、眺めているだけで飽きません。
本美術館は、富山市所蔵の現代ガラス美術作品を展示するコレクション展をはじめ、
6階「グラスアートガーデン」には、現代ガラス美術の巨匠デイル・チフーリ氏の工房が制作した作品が展示されています。
普段、ガラス美術に特化した美術展などはなかなか見かけませんので、
ご覧になればその美しさに目を奪われること間違いないと思われます。


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とはいえ、多くの方が、なぜ富山にガラスの美術館?と思われるかもしれません。
富山では「富山の薬」が有名です。 戦前、富山駅周辺には薬をいれるガラス瓶の製造工場が多くあり、 多くのガラス職人が存在し、全国トップクラスの技術を誇っていました。
そのような歴史を踏まえ、富山市ではガラスの将来性や市民との親和性に着目し、
「ガラスの街とやま」としてさまざまな取り組みを行っているそうです。


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富山県を訪れた際にはガラスの街・富山を象徴する「TOYAMAキラリ&ガラス美術館」への訪問をお勧めします。世界的に有名な建築家の隈研吾氏による創造的な建築と、富山県が誇るガラスアートを一気に堪能できることと思います。。



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