上野東照宮とぼたん苑

30 January 2023

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先日、上野恩賜公園内にある上野東照宮を訪問してきました。皆さんは上野に東照宮があることをご存じでしょうか。東照宮といえば、有名なところでは日光東照宮を思い浮かべる方が多いと思います。東照宮とは徳川家康公(東照大権現)を神様としてお祀りする神社です。上野東照宮は1627年に創建され、そのなかでも重要文化財となっている金色殿（社殿）は、日光東照宮までお参りに行けない江戸の人々のために1651年三代将軍の徳川家光公によって建て替えられたものです。豪華な「金箔殿」とも呼ばれる社殿は、上野戦争や関東大震災、東京大空襲など数々の天災や戦災を乗り越え、今なお残る江戸初期の建築物として見ることのできる大変貴重な遺構として大切にされています。現在、パワースポットとしても人気があり、そのご利益にあやかろうと、日本国内はもちろん、海外からも多くの人が参拝に訪れる観光地となっています。

上野東照宮の敷地内には「ぼたん苑」があり、現在冬ぼたんが見ごろを迎えています。牡丹には二季咲き（早春と初冬）の性質を持つ品種があり、それらは寒牡丹と呼ばれています。寒牡丹の花は自然環境に大きく左右され、着花率がとても低いといわれています。そして、花の少ない冬にお正月の縁起花として抑制栽培の技術を駆使して開花させたものを冬ぼたんと呼んでいます。霜よけの藁囲いに包まれて咲く冬ぼたんの姿は美しく、可愛らしい様子です。苑内からは隣接する五重塔や石灯籠を眺めることができ、江戸風情のなかゆったりと冬ぼたんを鑑賞できます。

牡丹は富貴の花といわれ、日本画においては普遍的なモチーフの一つで、多くの作家に描かれています。当社取り扱いの複製画商品にも牡丹を題材とした作品を揃えております。

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上野東照宮とぼたん苑

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