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24 November 2023

【美術館訪問レポート】国立新美術館で開催されている「日展」に行ってきました



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暦が11月に入ってからも関東地方では季節外れの暑さが続き、夏日になるところも多く見受けられました。立冬を過ぎたあたりから気温が低くなりはじめ、今度は一足飛びに急に冬が近づいたような陽気になりました。気温差が激しく体調を崩しやすいため、皆さまどうかご自愛ください。


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先日、国内でも最大規模の展示スペースを持つ国立新美術館で開催されている「第10回 日本美術展覧会(日展)」に行ってきました。展示会場ではコロナ感染症の規制緩和の影響か、海外からの観光客も多く、広大な展示スペースを思い思いに散策している姿が印象的でした。


「日展」は、日本の美術振興を目的に、前身である「文展」(文部省美術展覧会)から時代の流れと共に「帝展」「新文展」「日展」と名称を変えて116年と続く歴史のある展覧会です。伝統的な作品から現代的な作品まで、幅広い分野の作品に触れられる機会でもあります。


日本画をはじめ、洋画、彫刻、工芸美術、書の5部門からなっており、毎年全国から応募される作品の中から、入選者・会員など合わせて約3,000点の新作が展示されています。これらの作品が建物の1・2・3階の展示スペースを占めていて、見ごたえのある展覧会です。作品にはどれも迫力があり、熱い思いやパワーを感じられます。膨大な展示数に圧倒されますが、自分のお気に入りを見つけるのも醍醐味です。展示されている作品には、QRコードが表示されており、スマートフォンで読み取ると、作家のコメント・思いを読むことができ楽しめます。また彫刻では手で触れてOKのマークがある作品に触れることができ、ちょっとドキドキしながらも新鮮な気持ちで作品と向き合えます。作家と作品、そして鑑賞者との距離が近く感じられる展示内容は、大人から子どもまで楽しめる工夫がされていました。



【国立新美術館】
コレクションを持たず、国内最大級の展示スペース(1万4000平方m)を活かして多彩な展覧会を開催する美術館。建物は建築家・黒川紀章が設計。美術に関する情報や資料の収集、公開、提供も行い、子どもから大人まで対象にした教育普及活動を展開して、アートセンターとしての役割を果たす。レストランやカフェ、ミュージアムショップなども併設。


【第10回 日本美術展覧会(日展) 開催概要】
会期:令和5年(2023年)11月3日(金・祝))~令和5年11月26日(日)
会場:国立新美術館(東京・六本木)
※会期中の休館日 毎週火曜日
観覧時間:午前10時~午後6時(入場は午後5時30分まで)
観覧料:一般1,400円(前売券1,200円)、高・大学生※無料、中学生以下 無料
※第10回記念として、学生(高校生・大学生)無料




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