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5月中旬ごろから、早いところでは沖縄や奄美が梅雨に入り、6月にかけて各地一斉に梅雨入りとなりましたが、梅雨にしては激しい雨が降り続き、全国各地で土砂災害が発生するなど、いつになく異常な気象現象が起こっていると感じます。ようやく梅雨明けになるものの、気温35度以上の猛暑日が続き、人体に危険なほどの熱波で心休まりません。コロナの感染予防も続く中ではありますが、皆さまどうかお体をご自愛ください。
この連日の酷暑。昔はここまで厳しい暑さではなかったと思いますが、電気が普及していなかった時代は、こういった暑さをどうやってしのいでいたのかとふと思いました。生活の中で少しでも涼を感じる工夫として、浴衣に風鈴、打ち水、藤や竹で編んだ腰掛や枕(私の父が夏場によく使っていました!今思うと懐かしくもあります)、かき氷などを取り入れていたのでしょう。軒先に風鈴をつるし、うちわを使って涼むといった昔からの「涼」を感じるための知恵や工夫は、現代でも十分生かせるものです。
◇会社界隈のオフィスビルの回廊にある水場。
植栽の木々に囲まれ木陰の中で、水の流れる音とともに涼しさを感じさせます。
暑い中ですが、この夏を乗り切るための夏の過ごし方を自分で探し、「涼」を楽しむのもいいかもしれませんね。
今回は、凛とした清涼さを感じられる作品をご紹介いたします。
こちらからどうぞ
平山郁夫「月華厳島」(額装)
モネ「睡蓮 朝<特捜版>」(額装)
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