March 6, 2019

六義園 -しだれ桜と乙女椿ー



いつもブログ「美術趣味」をご覧頂きましてありがとうございます。
この頃はだいぶ暖かくなってきて、日に日に春の訪れを感じるようになってきました。
春のお花といえば、やはり「桜」。満開の時期に大きなしだれ桜がライトアップされる、「六義園」に行って参りました。


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「六義園」は五代将軍・徳川綱吉の信任が厚かった柳沢吉保が築園した「回遊式築山泉水」の大名庭園です。中心の大きな池をめぐる園路を歩きながら、移り変わる四季の移ろいを感じることのできる日本庭園です。


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この時期はさすがに庭園の様子も寂しく、訪れる人の数もまばらでした。有名な「しだれ桜」の所まで足を運んでみるも、蕾も膨らんでない状態です。この「しだれ桜」は樹齢は70年程度ですが、高さ約15m、幅約20mと大きく、満開時はあたかも水しぶきを上げて流れ落ちる滝のような姿となります。そして、多い時にはなんと1日で3万人以上の人々が訪れるようです。今年も3月21日よりライトアップが始まるようなので、大混雑必死ですね。


また、そんな主役となる桜の木の周りに、ひっそりとピンク色の花が咲いていました。薔薇のようですが「乙女椿」という椿です。その名の通り、可愛らしい花びらの形をしています。茶屋の方にお話しを伺うと、椿の中では遅咲きの方で、ちょうど桜の時期と見頃が重なるそうです。桜に目を奪われがちですが、いっしょに「しだれ桜と乙女椿」の共演を楽しまれてはいかがでしょう。


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さて今回はご好評いただいております、小倉遊亀筆「椿」特装版をご紹介します。
椿は小倉画伯が好んで描いたモチーフで、この作品は代表的な作品の一つになります。
金地に映える紅、白、絞りの三種の椿が鮮やかに咲き、部屋に飾ると明るく華やかに彩ります。 純美な名画を、ぜひお手元でお楽しみください。


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《椿 》特装版
[仕様体裁] 本体価格 185,000円(税別)
限定:500部
技法:彩美版®シルクスクリーン手刷り 本金泥使用
用紙:版画用紙
額縁:特注木製額金泥仕上げ、アクリル付き 面金付布マット(日本製)
画面寸法:天地32.0×左右53.0cm
額寸法:天地54.5×左右75.5×厚さ3.7cm
重量:約3.5kg
監修:有限会社 鉄樹
解説:谷岡 清(美術評論家/NPO法人美術教育支援協会 理事長)
証明:著作権者承認印を奥付と画面右下部に押印
原画所蔵:宮内庁
※寸法・重量は天然材料を使用しており手作りのため、表記と若干異なる場合があります。
※「彩美版®」は共同印刷株式会社の登録商標です。
※本ブログ掲載記事及び画像等の無断転載を禁じます。
※作品についてのお問い合わせ先:共同印刷(株)アート&カルチャー事業 TEL.03-3817-2290


February 20, 2019

「新・北斎展」


いつもブログ≪美術趣味≫をご覧いただき、まことにありがとうございます。

2月に入り厳しい寒さが続いてまいりましたが、そろそろ春の足音も聞こえてきました。私のまわりでは花粉が気になりはじめたという方も見受けられます。皆さまも季節の変わり目には体調の変化に十分お気をつけ下さい。

さて私は六本木の森アーツセンターギャラリーで「新・北斎展 HOKUSAI UPDATED」を鑑賞してまいりました。この展覧会は、世界で一番有名かつ影響を与えた日本人画家として知られる葛飾北斎(1760-1849年)の画業を通覧・再検証します。国内外の名品や近年国内で発見された作品、海外からの初公開作品を取り揃え、北斎ワールドの全貌に迫ります。



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会場では北斎の70年の長きにわたる画業を、作風の移り変わりと用いた画号に基づき、系統立てて展示。総作品数は480点にも及ぶという見ごたえ十分の展示内容です。あの有名な冨嶽三十六景シリーズの『凱風快晴』『神奈川沖浪裏』はもちろん『北斎漫画』や晩年の肉筆画≪龍図≫や≪虎図≫などの名品も登場。中でも北斎の肉筆画としては最大級という西新井大師總持寺所蔵の「弘法大師修法図」はおどろおどろしくも躍動感があり壮観のひと言です。

保存の関係もあるのでしょうか、「新・北斎展」の見どころのひとつである永田コレクションの貴重な絵本や版画の数々は、今回が最後の東京展示となるとのことです。以後は島根県のみでの公開とのことですからこれも見逃せません。今年(2019年)は北斎没後170年の節目の年でもあります。カルチャーの先端をいく六本木ヒルズで、時代を超えて繰り広げられる北斎ワールドの一大絵巻に皆様もぜひ足をお運びください。



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【展覧会情報】
新・北斎展
HOKUSAI UPDATED
会場 六本木・森アーツセンターギャラリー
会期 3月24日(日)まで ※3月5日(火)休館
時間 10:00~20:00 (火曜日は17:00まで)





最後に弊社でお取り扱いのある北斎の複製画をご紹介いたします。本作は北斎が晩年に好んで描いた、「北斎獅子絵図」の集大成ともいうべき傑作です。


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葛飾北斎 『唐獅子図 』

販売価格 125,000円+税


■共通体裁
技 法 彩美版®
用 紙 特殊絹本
額 縁 木製額金泥塗装仕上げ、茶地小花紋緞子張りマット、アクリル付(国産)
画 寸 天地41.0×左右38.3㎝
原 画 肉筆袱紗絵
原画所蔵 ボストン美術館 ウイリアム・スタージス・ビゲローコレクション
監修・解説 小林忠
(学習院大学名誉教授、国際浮世絵学会会長、「国華」主幹、岡田美術館館長、日本美術アカデミー理事長)
発 行 共同印刷株式会社

※彩美版®とは、画材の質感と豊かな色調を再現するために生み出された、新時代の画期的な技法による複製画です。「唐獅子図」の制作においては、原画を所蔵するボストン美術館の正式許諾を受け、北斎研究の第一人者である小林忠先生の監修を受けました。「彩美版®は共同印刷株式会社の登録商標です。

February 18, 2019

春間近、もうすぐひな祭り。「お雛あそび」のご紹介です。



 「美術趣味」をご覧いただきまして、ありがとうございます。
 寒い日が続きますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
 会社の近所にある桜並木では、河津桜が花を開きはじめております。
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 もうすぐ3月3日、桃の節句、ひな祭りです。
 女の子の健やかな成長を祈るとても華やかな節句ですね。この晴れやかなひな祭りに、大切なお孫さん、お子さんへ、華麗なオリジナル版画をプレセントされてはいかがでしょうか。
 現代日本画壇でトップクラスの活躍をされている、森田りえ子先生のオリジナル版画「お雛あそび」。シルクスクリーンを47版、47色という大変手間をかけて刷って、鮮やかで微妙な色彩を表現しています。バックには、贅沢にも本金箔を全面に手張りしています。
 優しくも凛とした立ち姿の男雛・女雛。その手前には、安産や子孫繁栄の縁起物の犬筥(いぬばこ)が、雌雄一対でかわいらしいく鎮座しています。
 作品一枚一枚には森田先生直筆のサインが入り印章が捺印されます。オリジナル版画として特別に制作された希少性の高い逸品です。

 品格と華やかさを兼ね備えた芸術品を、是非ご家族の皆様でお楽しみください。


オリジナル版画
森田りえ子 《お雛あそび 》
限定 100部制作
価格 320,000円+税


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<仕様体裁>
■版画
作者 森田りえ子
題名 お雛あそび
制作 2016年
画寸 425×294㎜
限定 100部
版式 シルクスクリーン
版数 47版47色
用紙 鳥の子和紙、手張り本金箔
署名 作者直筆サイン、印章
工房 K.T.M.printers


■装丁
額縁 杉材浮造り仕上、近江織金襴筋廻し、アクリル付き
額寸 626×480㎜
重量 約2.6㎏


■解説
草薙奈津子(平塚市美術館館長)


■発行
共同印刷株式会社


・本金箔は手張りのため一枚一枚の風合いが異なり、仕上がりは均一ではありません。
・当社が独自に開発したセキュリティーシールを奥付に貼付しています。スマートフォンなどで、作品が当社(KP)が発行する真正な作品であることを判定できます。


■お問い合わせ先
お電話:03-3817-2290 (土、日、休日を除く平日の10:00~12:00、13:00~17:00)
FAX:03-3817-2288 

February 8, 2019

小さい春の訪れ

 いつもブログ『美術趣味』をご覧頂きましてありがとうございます。

まだまだ寒さが身に染み入る今日この頃ではありますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。各所ではインフルエンザの猛威で体調を崩されている方が多く見受けられます。皆様、どうか体をご自愛くださいませ。

(※①写真↓)
文京区千駄木 光源寺の白梅20190208.jpeg さて2月に入りました。3日に節分、翌4日は立春を迎え、暦の上ではもう春が訪れます。少し陽だまりのほうに目を注ぐと、所々に白く可愛らしい白い梅の花が咲き始めていました。これからさらに陽気が暖かくなると、赤や白の梅の花が香り高く一層咲き始め春の訪れを感じさせる事でしょう。昔は梅を見物するための「梅見船」があったそうで、咲き始めた梅の上品な香りに包まれながら優雅な一時を楽しんだのかもしれませんね。


文京区千駄木 光源寺の梅20190208.jpeg  (※②写真→)



≪※①②東京文京区千駄木・光源寺(こうげんじ)の紅白の梅もそろそろ見頃を迎えます≫




今回は、春の訪れを感じさせる複製画をご紹介いたします。








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前田青邨 《 紅白梅 》
販売価格(額・軸) 各190,000円+税



 淡く下地に金泥を刷いた画面に、琳派に由来する垂らし込みの技法で、華やかな紅白梅が描かれています。リズミカルにデザイン化された幹と枝は、光琳の紅白梅図屏風を連想させます。よく観ると濃い紅色、淡い紅色、白色と異なる色の花を咲かせた三本の樹々が、あたかも家族のように互いを抱きあいながら、複雑に絡み上方へと伸びています。香り高い梅の花が一面に咲きこぼれ、上品で華やかな青邨独特の画面をつくりあげています。



<仕様体裁>
■基本情報
監修: 平山郁夫
原画: 公益財団法人石橋財団 石橋美術館 所蔵
解説: 石橋美術館
技法: 彩美版(R)・シルクスクリーン
用紙: 和紙
限定: 300部
証明: 著作権者承認印入り奥付及び所蔵者承認印入り証紙を貼付
■額装仕様
画寸: 天地43.9×左右60.3cm
額寸: 天地65.5×左右81.9cm
重量: 約5.8kg
額縁: 木製金泥仕上げ特製額(ハンドメイド、国産)
※この作品は掛軸もございます。



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安田靫彦 《 梅花定窯瓶(ばいかていようへい) 》
販売価格(額・軸) 各120,000円 +税



 赤い壁を背景に置かれた白い壺に、紅白の梅の枝が活けられています。
 梅は靫彦が最も愛した花と言われます。壺(瓶)は中国・宋時代を代表する定窯の白磁です。あたたか味のある乳白色の釉に特徴があります。
 色彩、構図とも一見さりげない感じながら緻密に計算されており、明快で絶妙な調和をもたらしています。気品高く深い精神性を感じる靫彦芸術が、この一作に凝縮されています。



<仕様体裁>
■基本情報
監修: 安田建一
原画: 豊田市美術館 所蔵
解説: 豊田市美術館
技法: 彩美版®・シルクスクリーン
用紙: 和紙
限定: 300部
証明: 著作権者承認印入り奥付を貼付
■額装仕様
額縁: 木製白茶仕上げ特製額(ハンドメイド、国産)
画寸: 天地45.3cm×左右38.6cm(8号)
額寸: 天地64.2cm×左右57.5cm
重量: 約3.7kg
※この作品は掛軸もございます。




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小倉遊亀 《 梅 》
販売価格 190,000円 +税

※この作品は額装仕様のみです。


 金箔を背景に鮮やかな絵付け文様の古壺に紅白の梅の枝が活けられています。華麗な色彩で構成された小倉画伯独特の画風が眼に鮮やかです。画中から春を告げる芳しい香りが漂ってくるかのようです。
 壺(古赤絵酒次)は小倉画伯が愛蔵した磁器で、中国・明代に景徳鎮の窯で製作されたものです。上絵付けの技法で赤を主体に緑や黄色で華やかな模様が描かれており、わが国では「古赤絵」と呼ばれています。



<仕様体裁>
■基本情報
監修: 有限会社 鉄樹
解説: 谷岡 清(美術評論家)
技法: 彩美版®・シルクスクリーン、本金箔使用
用紙: 版画用紙(かきた)
限定: 200部
証明: 著作権者承認印を画面左下部と奥付に押印
■額装仕様
額縁: 木製金泥仕上げ特製額(ハンドメイド、国産)
画寸: 天地41.0cm×左右28.5cm(6号)
額寸: 天地59.0cm×左右46.5cm
重量: 約2.4kg




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速水御舟 《 瓶梅図 》
販売価格 185,000円 +税

※この作品は額装仕様のみです。


 時代を先駆けた希代の天才と言われた速水御舟。写実すぎるゆえに波紋を呼んだ、御舟代表作《京の舞妓》をはじめ究極の写実《炎舞》(重要文化財)を描き、数々の作品を発表します。本作が描かれたのは1932年(昭和7年)。当時の東京は関東大震災復興事業を通じ、モダン都市へと変貌を遂げていた時代でもありました。赤絵壺の模様にみられる緻密さと、らせん状に描かれた枝ぶりの隙のない構図に、御舟らしい凄みを感じさせます。東洋画の伝統に立脚しながらも、モダンな感覚に満ち伝統とモダンが融合した《瓶梅図》を、ぜひお手元でお楽しみください。
 また、本作には日本画家、田渕俊夫先生のインタビューを収録した特別付録冊子がついております。


<仕様体裁>
■基本情報
監修: 速水夏彦
解説: 石井幸彦(世田谷美術館主席学芸員)
技法: 彩美版®・シルクスクリーン(パール、銀、本金一部使用)
用紙: 版画用紙
限定: 200部
≪特別付録≫
『速水御舟《瓶梅図》を紐説く』
石井幸彦学芸員による作品解説に加え、田渕俊夫氏のロングインタビューを収録した冊子が付きます。
■額装仕様
額縁: 金泥仕上げ木製特製額(国産ハンドメイド)
画寸: 天地53.0cm×左右43.6cm(10号)
額寸: 天地75.0cm×左右65.6cm
重量: 約3.9kg





※寸法・重量は天然材料を使用しており手作りのため、表記と若干異なる場合があります。
※「彩美版®」は共同印刷株式会社の登録商標です。
※本ブログ掲載記事及び画像等の無断転載を禁じます。

January 24, 2019

新作≪唐獅子図≫のご案内

いつもブログ「美術趣味」をご覧いただき、誠にありがとうございます。
厳しい寒さが続きます。いかがお過ごしでしょうか。風邪など召されませぬよう、ご自愛ください。
さて今回は、まもなく販売を開始する葛飾北斎筆≪唐獅子図≫をご紹介します。
国際的に著名な浮世絵師・葛飾北斎は、版画「冨嶽三十六景」や版本「北斎漫画」などを残しました。また、肉筆画でもすぐれた作品を描いています。本作「唐獅子図」は、北斎最晩年の作品で、積み重ねた技法や経験が集約された作品です。
北斎は天保13年から翌年にかけて、魔を祓うために≪日新除魔≫と名付けた墨画の獅子図を描き、邪鬼を祓うことを日課としていました。≪唐獅子図≫は≪日新除魔≫を描き終えた翌年、85歳の時の作品です。
本作は北斎獅子図の集大成とも言うべき傑作で、雄渾な筆致で描かれた「百獣の王」として知られる獅子を、「百花の王」である色とりどりの牡丹が彩り、壮厳さと華やかさを漂わせています。
このたび、浮世絵の世界的権威・小林忠氏に監修をあおぎ、当社高品質の複製技術「彩美版®」にて、北斎の筆致を克明に再現しました。
魔を祓う神獣出現のめでたさに満ちた本作を、ご自宅にて心ゆくまでご賞玩ください。


【軸装】
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©2018 Museum of Fine Arts,Boston.


【額装】
karajishi_gaku.jpgのサムネイル画像
©2018 Museum of Fine Arts,Boston.


【仕様体裁】
技法-彩美版®
用紙-特殊絹本
画面寸法-天地41.0cm × 左右38.3cm
原画所蔵-ボストン美術館 ウィリアム・スタージス・ビゲローコレクション
監修・解説-小林 忠(学習院大学名誉教授、国際浮世絵学会会長、「国華」主幹、岡田美術館館長、日本美術アカデミー理事長)

【軸装仕様】
軸寸法-天地127.5cm × 左右55.5cm
表装-三段表装
材料-天地:利休色無地
    中廻:薄茶地小花飛紋緞子
    風帯:一文字・白地唐花唐草紋金爛
    軸先:牙使用
収納-桐箱・タトウ

【額装仕様】
額寸法-天地58.0cm × 左右60.7cm × 厚さ3.5cm
額縁-木製額金泥塗装仕上げ
    茶地小花飛紋緞子張マット
    アクリル付(国産)
重量-約2.6kg
本体価格-125,000円(税別)

January 8, 2019

新年のごあいさつ

新しい年になって初めての美術趣味でございます。私共一同、新たな気持ちでスタートしてまいります。皆様、本年もどうぞご愛顧のほど宜しくお願い申し上げます。

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湘南海岸から臨む富士山

 さて新年といえば皆様は初夢をご覧になりましたでしょうか。初夢で見ると縁起が良いとされているのは「一富士、二鷹、三茄子」ですが、やはり富士山は一番おめでたい存在のようです。
 一番といえば富士山が日本の最高峰(標高3776 m)であることはいわずもがなです。また、富士山は他に比べようがない唯一無二の山として、「不二山」と書かれたりもします。その美しい姿は日本の紙幣に度々描かれており、現在の千円札の裏面には本栖湖に映る逆さ富士が描かれています。これは、写真家の故・岡田紅陽氏が撮影したものを図案化したものだそうです。

 富士山は2013年に世界文化遺産に登録され大変な話題になりました。登録の理由には、富士山が「信仰の対象」と「芸術の源泉」としての価値を認められたことがあります。信仰といえば江戸時代は庶民が富士山を参詣する富士講が流行ったそうです。関東地方には、富士講に行けない人たちのために造られた小さい富士山の塚「富士塚」が今でも残っています。
 芸術といえば確かに葛飾北斎の富嶽三十六景などの浮世絵や日本画の巨匠横山大観など、時代を超えて多くの芸術家の題材となっています。
 
まことめでたき富士山の魅力は尽きません。一生に一度は登ってみたい山です。
 
さて、おめでたい新年に相応しい富士山にまつわる商品をご紹介いたします。
 
片岡球子「富士」
こちらは再興第69回院展作品集の表紙のために描き下ろされた貴重な作品の複製画です。
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[仕様体裁]
限定:500部
画寸:29.5cm × 40.5cm
額寸:47.5cm × 58.5cm
技法:彩美版® シルクスクリーン手刷り
用紙:版画用紙
額縁:特製木製額金泥仕上げ、アクリル付(日本製)
重量:約2.7kg
証明:著作権者承認印入り証書を額裏に貼付
監修:片岡雍子
解説:田渕俊夫(日本画家)
原画所蔵:日本美術院
販売価格 180,000円(税別)
 
横山大観「雲中富士」
本作「雲中富士」は、大観「富士」の原点ともいえる名作で、かつて越中立山の山頂から眺めた富士を題材に描かれたと言われています。琳派の系譜を受け継ぐ装飾性とシンプルな構図によって、富士の雄大で神々しい姿が際立っています。
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[仕様体裁]
限定:150部
画寸:天地31.0cm×左右69.0m
額寸:天地44.0cm×左右82.0cm×厚み2.5cm
技法:彩美版® シルクスクリーン手刷り
用紙:版画用紙
額縁:特注木製額金泥仕上げ、アクリル付(日本製)
重量:約3.1kg
監修:横山 隆 (横山大観記念館 理事長 兼 館長)
解説:佐藤 志乃(横山大観記念館 主任学芸員)
原画所蔵:東京国立博物館 ※原画《雲中富士図屏風》の左隻部分を複製したものです。
本体価格 150,000円(税別)
 
※寸法・重量は天然材料を使用しており手作りのため、表記と若干異なる場合があります。
※作品の色彩は、ご覧いただいている画面と現品とでは多少異なる場合があります。
※「彩美版®」は共同印刷株式会社の登録商標です。
※本ブログ掲載記事及び画像等の無断転載を禁じます。
 
※作品についてのお問い合わせ:共同印刷(株)アート&カルチャー事業 TEL.03-3817-2290

December 20, 2018

浅草・羽子板市



本年最後の記事更新となります。
いつもブログ「美術趣味」をご覧頂きましてありがとうございます。
今年もあっという間に残すところ10日となりました。
皆さま、年越しの準備は進んでいますでしょうか。


年の瀬の風物詩として、浅草・浅草寺では「歳の市」が行われました。同時に開かれている「羽子板市」が有名なので、初めて足を運んでみました。境内には大小さまざまな羽子板を売るお店が並んでいて、平日にも関わらず大勢の人で賑わっていました。毎年12月17日~19日の3日間のみの開催なので、休日と重なった場合の人出は凄まじいものと想像がつきます。


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羽根突きはお正月の遊びとして誰しもがご存知だと思います。同時に、それに用いる羽子板も新春の縁起物として日本人に親しまれてきました。羽子板は先端に向けて広がる「すえひろがり」の形と、羽が厄災を「はねのける」に通じることから、室町時代以前より長らく日本人に親しまれてきました。


店頭に飾られている見ているだけで楽しい装飾された羽子板は「押絵羽子板」といいます。江戸時代になると、歌舞伎役者の人気を背景に、浮世絵師の描く役者絵を押絵細工として羽子板に取り付けたのが始まりです。特に女性の人気を集め、徐々に『歳の市』から『羽子板の市』に重点が移り、明治時代以降、年末の風物詩「羽子板市」という名前が定着したそうです。開催期間が3日間とは短いと感じましたが、年の瀬を十分に味わうことができました。


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さて、当社でも新年を迎えるにあたり、慶祝の日にふさわしい吉祥画をご用意しております。近年注目度の高い、伊藤若冲が描いた「日出鳳凰図」です。
若き若冲の気概あふれる傑作です。旭日と鳳凰に焦点を絞った大胆な構図が青年期の若冲の比類なき才能を感じさせ、その定評ある細密な描写が作品の完成度の高さを証明します

彩美版®
伊藤若冲 《日出鳳凰図》
販売価格 110,000円+税


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<仕様体裁>
原画 米国・ボストン美術館所蔵
解説 河野元昭(美術史家、東京大学名誉教授)
技法 彩美版®
用紙 特製絹本
表装 三段表装(本表装)
画寸 94.0×33.0㎝
軸寸 183.0×52.5㎝
箱  柾目桐箱、タトウ付
※ご希望により額装のご注文も承ります。
※「彩美版®」は共同印刷株式会社の登録商標です。

December 6, 2018

新作≪月華厳島≫のご案内


いつもブログ美術趣味をご覧いただき、まことにありがとうございます。

今年も早いもので、残すところ後二十日あまりとなりました。寒さも日に日に厳しくなってきております。本ブログをご覧の皆さまも、気忙しい日々をお過ごしのこととは思いますが、体調の管理には十分お気を付けください。


さて、この度は先だって販売を開始いたしました平山郁夫画伯の入魂の作、≪月華厳島≫彩美版®をご紹介いたします。


≪月華厳島≫は、名実ともに日本画壇の第一人者として活躍をされた平山画伯が、文化功労者として顕彰された記念すべき年(平成5年)に描いた、画伯壮年期の名品です。


世界遺産としても知られる厳島神社は、荘厳な佇まいと美しい自然の風景で、古より人々を魅了してきました。同じ広島県に生まれた平山画伯も、美しい瀬戸内海の風景の中で過ごした幼い頃の記憶と、日本文化への愛着が強い想いとなり、何度もこの信仰の島を描いております。その代表的な作品がご案内の≪月華厳島≫です。


本作≪月華厳島≫は、潮が満ち、あたかも海に浮かんでいるような厳島神社の社が神秘的な青の世界で描かれています。月明かりを受けてほのかに光る灯籠の光が、社殿の回廊に点々と連なり、見るもの奥へ奥へと導き、幻想の世界へと誘います。画伯は月明かりに浮かぶ神宿る社の神秘感を、平山ブルーと呼ばれる深い群青色で、灯籠の幻想的な灯りを金色で描きました。


今回の復刻では、平山家と原画所蔵元の特別なご協力をいただき、原画に描かれた微細な色合いや色調の濃淡を忠実に再現することが可能となりました。平山画伯の深いブルーと金の輝きは、職人の手業であるシルクスクリーンで再現、金色には本金泥を一部使用するなど、原画の持つ魅力を贅沢に追求しております。


平山芸術の神髄、≪厳島神社≫が現出する悠久の荘厳美を、皆さまもぜひお手元でご堪能ください。




【作品のご案内】


「宮島口の港から瀬戸内の穏やかな海を渡ると、遥か彼方に小さく見えていた赤い鳥居が次第に大きさを増し、やがてその全容が聳(そび)え立つように迫ってくる-あの光景ほど、心を震わせるものはない。」(作品付属解説書より)


彩美版®
平山郁夫 《 月華厳島 》

販売価格 300,000円+税
限定300部発行



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■仕様体裁

監 修 平山美知子(公益財団法人平山郁夫シルクロード美術館館長)
技 法 彩美版®シルクスクリーン手刷り、一部本金泥使用
額 縁 特製木製額金泥仕上げ、アクリル付き、クロス貼りタトウに収納
画 寸 天地34.1×左右72.7㎝(20号大)
額 寸 天地54.5×左右93.0×厚さ5.0㎝
重 量 約6.3㎏
解 説 谷岡清(美術評論家、NPO法人美術教育支援協会理事長)
発 行 共同印刷株式会社


●寸法・重量等は、天然材料を使用し、一点すつ手作りのため、表記と異なる場合があります。
●作品の色彩は、ご覧いただいている画面と現品とでは多少異なる場合があります。


※作品についてのお問い合わせ:共同印刷(株)アート&カルチャー事業 TEL.03-3817-2290


November 22, 2018

生誕110年 東山魁夷展 ≪東京≫

いつもブログ『美術趣味』をご覧頂きましてありがとうございます。

11月初旬に立冬を迎えましたが、思ったより穏やかな天候に恵まれていたように感じます。それでもここ数日の間に朝晩の冷え込みが強くなり、寒暖差の恩恵を受け木々や山々の紅葉が見ごろを迎えています。色鮮やかで華やかな紅葉を眺め、移りゆく季節を感じられる今日この頃です。季節の変わり目でもありますが、皆様どうぞご自愛くださいませ。


先だってブログにご案内いたしました「生誕110年 東山魁夷展」ですが、10月24日(水)から東京の国立新美術館にて開催されています。首都圏では2008年以来10年ぶりの大回顧展です。東山魁夷の創作の全貌を肌で感じられる又とない機会ではないでしょうか。



なお本展覧会では東山魁夷の複製作品を、会場出口にてお取扱いいただいております。展覧会ご鑑賞の折は、ぜひ販売会場にも足をお運びいただき、ご覧いただければ幸いです。



【展覧会情報】
『生誕110年 東山魁夷展』
 会  場/ 国立新美術館
       東京都港区六本木7-22-2
 会  期/ 2018年10月24日(水)~12月3日(月)まで
 会館時間/ 午前10時~午後6時 毎週金・土曜日は午後8時まで
       ※入場は閉館の30分前まで
 休 館 日/ 毎週火曜日
 
 ◇詳しくは、展覧会ホームページをご覧ください。



【販売作品のご案内】


彩美版®
東山魁夷 マスターピース コレクションTM 「行く秋」
 
販売価格 500,000円+税
限定350部発行


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<仕様体裁>
監修:東山すみ
技法:彩美版®プレミアム
額縁:特注銀泥プラチナカラー木製額・ハンドメイド浮き出し加工
画寸法:459×652mm
額寸法:636×832mm
重量:約5.3Kg
原画所蔵:長野県信濃美術館 東山魁夷館
解説:松本猛(長野県信濃美術館 東山魁夷館前館長)
発行:共同印刷株式会社



※寸法・重量は天然材料を使用しており手作りのため、表記と若干異なる場合があります。
※「彩美版®」は共同印刷株式会社の登録商標です。
※本ブログ掲載記事及び画像等の無断転載を禁じます。

November 7, 2018

新作《椿》特装版のご案内

いつもブログ『美術趣味』をご覧頂き、ありがとうございます。
秋も一段と深まり、日だまりの恋しい季節となりました。皆様いかがお過ごしでしょうか。
実りの秋、皆様が充実した日々をお過ごしになられるよう、お祈り申し上げます。
さて今回はまもなく販売を開始する、小倉遊亀筆《椿》特装版をご紹介します。
椿は小倉画伯が好んで描いたモチーフで、この作品は代表的な作品の一つになります。
金地に映える紅、白、絞りの三種の椿が鮮やかに咲き、部屋に飾ると明るく華やかに彩ります。
純美な名画を、ぜひお手元でお楽しみください。

《椿 》特装版
[仕様体裁] 本体価格 185,000円(税別)
限定:500部
技法:彩美版®シルクスクリーン手刷り 本金泥使用
用紙:版画用紙
額縁:特注木製額金泥仕上げ、アクリル付き 面金付布マット(日本製)
画面寸法:天地32.0×左右53.0cm
額寸法:天地54.5×左右75.5×厚さ3.7cm
重量:約3.5kg
監修:有限会社 鉄樹
解説:谷岡 清(美術評論家/NPO法人美術教育支援協会 理事長)
証明:著作権者承認印を奥付と画面右下部に押印
原画所蔵:宮内庁
※寸法・重量は天然材料を使用しており手作りのため、表記と若干異なる場合があります。
※「彩美版®」は共同印刷株式会社の登録商標です。
※本ブログ掲載記事及び画像等の無断転載を禁じます。
※作品についてのお問い合わせ先:共同印刷(株)アート&カルチャー事業 TEL.03-3817-2290
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プロフィール

共同印刷株式会社SP&ソリューションセンター アート&カルチャー部では、日本画を中心とした複製画や版画の制作、販売をてがけています。制作の裏側や、美術に関係したエッセーを続々とアップしていきます。尚、このサイトの著作権は共同印刷株式会社又は依頼した執筆者に帰属します。

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