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October 30, 2015

こみちの先に~山口蓬春記念館


20151030Alley.JPG いつもブログ「美術趣味」をご覧頂きましてありがとうございます。爽やかな秋晴れの日、葉山の方へ足を運びました。海沿いの道を進み、御用邸の手前一色海岸付近までくると、意識することもなく海側に立派な建物「神奈川県立近代美術館 葉山館」が見えてきます。

 しかし、今回の目的地はそちらではありません。その反対側、山側の電柱を意識しなければ分からないくらい控えめに、「山口蓬春記念館」の案内があります。今回の目的地です。しかし、ぱっと見る限りそれらしい建屋は見えません。すると「蓬春こみち」の看板が目に入り、車も入れない所を案内のまま道なりに進みます。開けた場所に「山口蓬春記念館」の入り口が見えてきます。一歩入った瞬間から静かな雰囲気、そしてよく手入れのされているお庭の先に立派な日本邸宅が現れます。

20151030HoshunYamaguchi_Memorial_Hall2.JPG 記念館は先生が昭和46年77歳で亡くなるまで、23年間を過ごしたご自宅が改装されています。受付を済ませると記念館の案内とともに、なんとお菓子を貰いました。これは後でのお楽しみです。玄関で靴を下駄箱へ納め、スリッパに履き替えて入場します。建屋としては大変立派なのですが、美術館の感覚で入ると少しこじんまりしています。しかしそれが良く、まるで本当にご自宅にお邪魔しているような感覚に陥ります。

20151030HoshunYamaguchi_Memorial_Hall1.JPG 展示スペースは、小さな展示室が3室ほど。そして、後は建屋そのものの見学です。各部屋に大きな窓ガラスがあり、お庭を眺めることができます。画室には画材がそのままおいてあり、あたかも今もそこで制作が行われているような印象を受けます。

 別館には一度スリッパを脱ぎ、外履きに履き替えて向かいます。2階に喫茶スペースがあり、コーヒーやお茶を無料で楽しめます。入館時に貰ったお菓子をいただき、窓の外に見える葉山の海岸を眺めると落ち着きます。大変居心地がよく、いつまでも留まっていたいと思える至福のひとときでした。




【山口蓬春記念館のご案内】

所在 神奈川県三浦郡葉山町一色2320
電話 046-875-6094
開館 10:00~17:00(入館は16:30まで)
休館 毎週月曜日(祝日・休日の場合は開館し翌日休館)
   展示替え期間、館内整備日、年末年始
料金 一般600円、高校生以下無料(団体割引等もあります)
   年間入館券1,800円
交通 ◆JR「逗子駅」より
   京浜急行バス3番乗り場
   「海岸回り葉山行(逗12)」または
   「海岸回り福祉文化会館行(逗11)」乗車(約18分)、
   「三ヶ丘・神奈川県立近代美術館前下車」下車 徒歩2分

   ◆京急「新逗子駅」より
   南口2番乗り場
   「海岸回り葉山行(逗12)」または
   「海岸回り福祉文化会館行(逗11)」乗車(約18分)、
   「三ヶ丘・神奈川県立近代美術館前下車」下車 徒歩2分
   ※土日、休祝日は大変混み合いますのでご注意ください。

※より詳しい情報につきましては、山口蓬春記念館へお尋ねください。


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共同印刷株式会社SP&ソリューションセンター アート&カルチャー部では、日本画を中心とした複製画や版画の制作、販売をてがけています。制作の裏側や、美術に関係したエッセーを続々とアップしていきます。尚、このサイトの著作権は共同印刷株式会社又は依頼した執筆者に帰属します。

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