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September 19, 2014

生誕140年 「菱田春草展」


 いつもブログ「美術趣味」をご覧いただき、まことにありがとうございます。
 いよいよ9月23日(火)より、東京国立近代美術館にてこの秋注目の「菱田春草展」が行われます。近代日本画の礎を築き日本画の革新に挑んだ、美術史に輝く大変重要な作家の回顧展です。

 菱田春草は明治7年(1874年)長野県飯田市に生まれ、草創期の東京美術学校を卒業後、岡倉天心の組織した日本美術院の設立に参加(明治31年)、「朦朧体(もうろうたい)」と呼ばれる線抜きの描法を横山大観と共に創始し、一躍名を馳せました。インド・欧米に外遊し彼の地で作品展を開催、帰国後の明治39年(1906年)日本美術院の移転に伴い茨城県五浦(いづら)に移住し苦難の制作活動を続けるも、病のため再度上京して代々木に転居しました。後年は、病魔と闘いながらも和洋折衷の装飾的な画風による色彩の絵画を目指し、独自の日本画を確立しました。惜しむらくは院展の再興(大正3年)を見ずして、明治44年(1911年)満37歳の若さで他界しました。

 春草の生誕140年を記念する今回の展覧会の話題は、短い生涯の間に描かれた重要文化財4点、《王昭君》《賢首菩薩》《落葉》《黒き猫》の全てが出品展示されることです。特に《落葉》については、重文の《落葉》(永青文庫蔵)とともに《落葉》と題された同時期制作の作品が全て出品されます。《落葉》連作5点の展示はまたとない試みと言えましょう(※作品の展示期間にご注意下さい)。他にも春草の画業を理解する上で重要な100点を超える作品が出品されるとのこと。質量とも充実のラインアップで春草の目指した新たな日本画の創造過程が一望出来ることでしょう。この貴重な展覧会に、皆様ぜひ足をお運び下さい。



【菱田春草展情報】

会場 東京国立近代美術館
会期 2014年9月23日(火)から11月3日(月)まで
休館 月曜(祝日を除く)、10月14日(火)
時間 10:00~17:00 ※金曜は20時まで




 尚、弊社では春草の代表作である《落葉》の彩美版をお取扱いいたしております。
 サイズは2種(15号/25号)ご用意いたしました。お好みでお選びいただけます。カタログもございますので遠慮なくお申し付け下さい。



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彩美版® 菱田春草 《落葉》 左隻/右隻

【販売価格】

■15号
左右・各  本体価格 200,000円+税
左右セット 本体価格 380,000円+税

■25号
左右・各  本体価格 250,000円+税
左右セット 本体価格 480,000円+税


【仕様体裁】

技 法 彩美版®
限 定 左隻/右隻 各150部
画 寸 25号 34.6×80.3cm / 15号 28.3×65.2cm
額 寸 25号 52.5×98.5cm / 15号 46.0×83.0cm
額 縁 特製木製額、アクリル付き(国産、ハンドメイド)
原 画 永青文庫所蔵(熊本県立美術館寄託)、重要文化財指定
証 明 所蔵者の承認印押印証紙を額裏に貼付
発 行 共同印刷株式会社

※「彩美版®」は共同印刷株式会社の登録商標です。

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