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August 22, 2014

涼を求めて


mizunone_ten.jpg いつも美術趣味をご覧頂きありがとうございます。

 お盆休みも過ぎましたが、まだまだ残暑が厳しいですね。街中を歩いていても日陰を見つけてはそちらに移り、水分補給と休憩をはさみながら暑さを凌ぐ毎日が続いております。そのような中、この暑さを忘れさせてくれるような展覧会が開催されていると聞きおよび、涼を求めて足を運んできました。

 「広重から千住博まで」と銘打ち山種美術館にて開催中の展覧会「水の音」。この山種美術館では年中様々なテーマの企画展が催され、私もよく訪問しますが、まさにこの時期にうってつけの展覧会と思われます。本展は画面から感じられる「水の音」に焦点を当て、川、海、滝、雨の主題に沿って厳選した作品を通して、近世から現代までの画家たちの試みを振り返ることを主旨としています。

 展示室に入ると最初に目に入ってくるのは、奥村土牛先生の「鳴門」。海に渦巻く渦潮が画面いっぱいに描かれており、入場と同時に涼しさを感じさせてくれます。また、「鳴門」と同じくポスターに載っている千住博先生の描いた「滝」シリーズは、その水飛沫にマイナスイオンを浴びているような感覚にとらわれました。今回厳選されている水をテーマとした作品群は、絵画を目で楽しむだけでなく、まさに「水の音」を耳で、または体で感じられるようなものとなっていました。

 併設するカフェでは、展示5作品をテーマにした和菓子が販売されています。味は勿論のこと、細かい細工で作品の再現性も素晴らしいものとなっています。美術鑑賞後の余韻にひたりながら、一服してみてはいかがでしょうか。



【展覧会】
 水の音 -広重から千住博まで-

会 場: 山種美術館 
     東京都渋谷区広尾3-12-36

期 間: 2014年7月19日(土)―9月15日(月・祝)
開 館: 午前10時から午後5時(入館は午後4時30分まで)
入館料: 一般1,000円(800円)・大高生800円(700円)・中学生以下無料
     ※ ()内は20名以上の団体料金および前売料金
     ※ 障害者手帳、被爆者手帳をご提示の方、およびその介助者(1名)は無料。

お問い合わせ先:ハローダイヤル03-5777-8600(受付時間8:00‐22:00)

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共同印刷株式会社SP&ソリューションセンター アート&カルチャー部では、日本画を中心とした複製画や版画の制作、販売をてがけています。制作の裏側や、美術に関係したエッセーを続々とアップしていきます。尚、このサイトの著作権は共同印刷株式会社又は依頼した執筆者に帰属します。

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