宝塚市立手塚治虫記念館訪問記
全国的に気象の変化が激しいようです。
夏風邪も流行っています。皆さまどうかお気を付け下さい。
私は先月、大阪から急行で30分あまり、兵庫県宝塚市にある手塚治虫記念館を訪問いたしました。宝塚といえばもちろんあの宝塚歌劇団の聖地です。東京育ちの私には宝塚といえば、日比谷シティにある東京の宝塚劇場の風景が真っ先に思い浮かびますが、本家の宝塚は川が流れ、山々の稜線が美しい温泉のある観光地の風情です。東京の宝塚とはあまりにも周りの環境が違い正直あれっという思いでした。
ここで少し宝塚歌劇の歴史をお勉強いたしますと、今から100年程前に田舎の温泉地であった宝塚の地に観光誘致用に作った巨大室内プールがそもそもの発端だとか。せっかくのプールもお客さんが集まらず、苦肉の策でプールにフタをして客席を作り少女歌劇団を起こしたことが、今の華麗なる宝塚歌劇団のルーツなんだそうです。日本経済界先達の偉人、小林一三(いちぞう)翁のひらめきから、「清く、正しく、美しく」タカラヅカの舞台は産声を上げたのだそうです。
閑話休題。街の中心街、見どころ満載のお洒落な『花のみち』を抜けたところ、≪火の鳥≫の羽ばたく像がメルクマールの、洋風の瀟洒な建物が今回目的の手塚治虫記念館です。
手塚治虫先生が5才から24才までを過ごしたゆかりの地が宝塚であり、それを記念し
1994年に開館。館内には手塚マンガが全作品揃った「ライブラリー」や、映像作品を上映する「アトムビジョン」、アニメ製作のワークショップワークのコーナーもあり手塚ワールドが満喫できます。
実はこちらの2階売店で弊社制作の「手塚治虫プレミアムピンズ」を販売していただいております。どれどれとガラスケースの中を覗いて見れば、光線の具合でシルバーピンズが燦然と輝き、タカラヅカ風(?)の素敵な陳列が目を引きます。係りの皆さまどうもありがとうございます!因みに、喫茶コーナーでいただいたアイスコーヒーはちょっと濃い目で、とても美味しかったです。記念館開館翌年(1995年)の阪神淡路大震災は宝塚市にも甚大な被害を及ぼしたそうで、現在の復興ぶりからはとても想像がつかないのですが、ゆくりなく往時のお話しもお伺い出来て、記憶に残る一日となりました。
※現在、手塚治虫記念館では企画展「MACROSS:THE MUSEUM」が10月28日(月)まで行われております。マクロスの世界がディープに堪能出来るファン垂涎の展示内容です。
【宝塚市立手塚治虫記念館のご案内】
住 所 兵庫県宝塚市武庫川町7-65
電 話 0797-81-2970
休館日 毎週水曜日
他に長期休館として年末休館、および2月のメンテナンス休館
開館時間 9:30~17:00(入館は16:30まで)
入館料 大人700円、学生300円、小人100円(団体割引10名以上)
最寄駅 JR・阪急線「宝塚」」から徒歩8分
阪急線「宝塚南口」から徒歩5分
ホームページ http://www.city.takarazuka.hyogo.jp/tezuka/information.html
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