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July 14, 2008

世田谷美術館、「建築がみる夢」展開催中!

ひろしまハウス(作業風景) 2002年撮影
 
企画のツネです。
 
現在、東京の世田谷美術館では、「建築がみる夢 ― 石山修武と12の物語」を開催中です。(8/17(日)まで。月休)
 
土地の固有性を大事にしたユニークな建築で知られる、石山修武(いしやま おさむ)さん。
彼の建築プロジェクトの模型やドローイング、写真を展示し、石山さんの着眼点や、大胆きわまりない発想の数々を紹介しています。


無人島の夢の家、猪苗代湖畔の巨大邸宅地、保育園・幼稚園の電灯のデザイン、チリや北京や浅草、それぞれのプロジェクト・・・
紹介される12の建築プロジェクトはどれも壮大で、驚かされるものばかりです。
 
そうしてじっくり一通り見終えたところで、展覧会のタイトル「建築がみる夢」にはっとさせられます。
建築家もがんばるし、施主も利用者もいるけれど、何よりも建築物そのものが夢を見て、夢をふくらませてくれるような・・・
そんな魅力が、石山さんが手掛ける作品の大きな特徴でしょう。
 
私も美術館で展示を観ましたが、建築展にありがちな硬さ、気難しさのようなものがなく(世田谷美術館の立地もあるのでしょう)、のびのび楽しめました。
 
そんな石山さんの活動を体言するに相応しい建築の一つが、カンボジアの《ひろしまハウス》(写真)です。
  
10数年前、広島の市民団体の依頼があり、カンボジアの首都プノンペンのウナロム寺院内に、作業所・宿舎となる建物を設計することになりました。
それも、募金活動をし、資金が溜まった分だけレンガを現地で調達、その都度積み上げていくという方法を取り、いつ完成するかわからない中、進められたプロジェクト。
 
そして十年以上の歳月をかけた2007年、ひろしまハウスはようやく完成しました。
単に建物を作り上げることではなく、一般市民が実作業に参加するというプロセスを大事にしたことが、このひろしまハウスを特徴づけています。
 
知れば知るほど興味を持ってしまう石山建築の数々。
ぜひぜひ、お越しください。
 
展覧会にあわせ、ワークショップや講演会なども開催予定。
8月3日(日)には石山さんご本人による展示解説があるそうで、私もこっそり参加しようと思っています。
 
また、子どもたちのお気に入り作品を集めたという収蔵品展、「物語が聞こえる ― ぼくたちのお気に入り チルドレンズ・ミュージアム」もおすすめです。
ルソーに注目!
 
 
世田谷美術館
東京都世田谷区砧公園1-2
お問い合わせ: 03 - 3415 - 6011
http://www.setagayaartmuseum.or.jp/
 
 
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コメント (2)

 

世田谷美術館楽しそうですね。8/3の講演会残念です…所用があっていけませんが、お盆休みでも頂いて、家族でいってみましょう。  美術館での講演会情報などまたぜひ教えてください。このブログは、沢山のいい情報あるので、掲載した美術館の一覧検索をつくっていただけないでしょうか、さかもと

 

コメントありがとうございます。
8月3日以外にも、なんと展覧会閉館後の時間に連日レクチャーがあるそうです!! 詳細は石山修武さんのホームページをご覧ください。

美術館の一覧検索は、確かにあると便利でしょう。前向きに検討します!

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