May 9, 2014

花の寺・長谷寺


いつも「美術趣味」をご覧頂きましてありがとうございます。

新緑が芽吹き、爽やかな風が心地よい季節になってきました。ゴールデンウィーク絶好のお散歩日和に鎌倉、花の寺として親しまれる「長谷寺」に行って参りました。

「長谷寺」は特に6月頃の紫陽花が有名なお寺で、傾斜地を利用した眺望散策路があります。散策路の周辺には40種類以上約2500株の紫陽花が群生しており、梅雨の季節には多くの観光客が訪れます。鎌倉の紫陽花の名所としては、昔から北鎌倉の「明月院」が知られていますが、最近では明月院を鎌倉の「元祖あじさい寺」、長谷寺を「新あじさい寺」と呼ぶ向きもあるそうです。

hasedera_sanmon.jpg最寄駅の江ノ電長谷駅から徒歩5分「長谷観音」交差点を左折すると、すぐに「長谷寺」の山門が見えてきます。長谷寺の参道は門前町らしく、土産物を売る店や蕎麦屋などが軒をつらねており、大変賑わっていました。境内に入ると百花繚乱、「牡丹」「躑躅(ツツジ)」「藤」「石楠花(シャクナゲ)」など様々な花が庭園を彩り、素晴らしい景色が広がっていました。花の寺と言われる所以を感じさせます。

botan.jpg長谷寺の正式名称は、「海光山慈照院長谷寺」といいます。本尊の十一面観音像は、歴史のある木造の仏像としては日本最大級(9.18m)で、全身に金箔が施されており、まばゆいばかりです。目の前にするとその大きさに圧倒されます。


sea_kamakura.jpgまた、長谷寺は「海光山」の山号のとおり、境内からの海の眺望が素晴らしいお寺です。見晴台に立つと由比ヶ浜を中心に湘南の海岸線を一望することができます。近くには「高徳院(鎌倉大仏)」もあり見所はつきません。皆様も足を運ばれ、春の鎌倉を堪能されてはいかがでしょうか。


【海光山慈照院長谷寺】

 宗 派 浄土宗
 所在地 神奈川県鎌倉市長谷3-11-2
 電 話 0467-22-6300

 夏時間 3月~9月   8:00~17:00 ( 閉山17:30 )
 冬時間 10月~2月   8:00~16:30 ( 閉山17:00 )
 拝観料 大人300円 小人(小学生)100円
 アクセス 江ノ電「長谷駅」より徒歩5分



さて、今回は奥村土牛画伯の作品「紅白牡丹」を紹介させていただきます。庭園内でも見頃を迎え、訪れる人々の目をひときわ惹きつけていました。この作品はこちらの販売店でお求めになれます。

奥村土牛 《紅白牡丹》
販売価格 128,000円+税


 
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<仕様体裁>
原画 メナード美術館所蔵
監修 奥村正
技法 彩美版(R)、シルクスクリーン手刷り
用紙 和紙
額装 特製木製額金泥仕上げ(国産、ハンドメイド)
画寸 39.5×53.0cm
額寸 57.0×71.0cm
重量 約2.7kg

※この作品は同価格で軸装仕様もご用意しています。
※「彩美版」は共同印刷株式会社の登録商標です。


January 17, 2014

いざ鎌倉へ 初詣と椿の花


いつも美術趣味をご覧頂きましてありがとうございます。
本年もなにとぞよろしくご愛顧のほどお願い申し上げます。

先日の3連休、遅ればせながら鎌倉へ初詣に行って参りました。
三が日の頃から比べれば、大分人出も落ち着いたかなと思っていれば、全然そんなことはありません。
鶴岡八幡宮、そこから一直線に伸びる若宮大路まで大混雑でした。
今年はこの混雑を避け、鶴岡八幡宮前を右方向へそれた所にある「宝戒寺(ほうかいじ)」へと向かいました。

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「宝戒寺」は鎌倉幕府とともに滅びた北条氏の霊を慰め、また国宝的人材を養成修行する道場として、後醍醐天皇が足利尊氏に命じて、北条執権屋敷跡に建立させた天台宗のお寺です。
花の名所としても知られており、春の桜、夏の百日紅や酔芙蓉、秋の萩、冬の梅、椿など境内は四季折々の花によって彩られます。八幡宮の喧噪が嘘のように落ち着いた雰囲気で、ゆったりとした時間の中で参拝することができました。

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秋のお彼岸になると境内中が白萩に埋め尽くされ、萩寺という名でも親しまれているそうですが、この時期は椿の花が咲いておりました。
また、よくこのお寺に訪れている男性から珍しい種類の椿があると紹介していただきました。
葉が金魚の形になっています。
先端が三つほどに分かれるツバキの葉を「錦魚葉(きんぎょば)」と呼ぶそうです。


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【金龍山宝戒寺のご紹介】
住 所  神奈川県鎌倉市小町3-5-22
アクセス JR横須賀線「鎌倉駅」東口より徒歩13分
開 門  8:00 閉門 16:30
拝観料  大人(中学生以上) 100円
     小人(小学生)    50円




椿は、鎌倉にゆかり深い小倉遊亀画伯が最も好んで描いた画材でもあります。
現在当社では小倉画伯が描いた「椿」の代表作の一つを彩美版として発売する予定でございます。詳細は近々当ブログにて改めてご紹介させていただきます。

今回は当社ラインナップのなかから小倉画伯の先輩、奥村土牛画伯の「椿」をご紹介させていただきます。


この作品はこちらの販売店でお求めになれます。


奥村土牛 《椿》 軸装・額装
販売価格 (各)120,000円+税




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<仕様体裁>

■軸額共通
監修 奥村 正
原画 古川美術館(名古屋)所蔵
技法 彩美版(R)、シルクスクリーン手刷り
用紙 和紙
証明 著作権者検印シールを貼付

■軸装仕様
画寸 天地36.5cm×左右52.7cm
軸寸 天地124.6cm×左右72.2cm
表装 三段表装
箱  柾目桐箱、タトウ付

■額装仕様
画寸 天地35.8×左右52.1センチ
額寸 天地55.1×左右71.4センチ
重量 約4.0kg
額縁 特製・木製金泥仕上、アクリル付(国産、ハンドメイド)


※[彩美版(R)は]共同印刷株式会社の登録商標です。

September 26, 2013

収穫の秋に寄せて 奥村土牛 《栗》

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いつもブログ「美術趣味」をご覧いただきありがとうございます。
空の色や雲の変化に深まり行く秋を感じるこの頃です。秋といえば収穫の季節ですね。稲刈りが始まり、梨やぶどうなどの果物も店先に並びだしました。

先週の9月19日(旧暦の8月15日、中秋)は十五夜でしたね。十五夜のお月見は収穫を祝い月に収穫物をお供えする行事です。もうひとつ旧暦9月13日には十三夜のお月見があり、この両方の月を見ないと「片見月」といって縁起が悪いとされます。十五夜は中国、韓国、ベトナムなど中国文化の影響を受けた東アジアの各国に伝わる風習ですが十三夜は日本独特だそうです。

taruho500pix.JPGお月見のお供えには米粉で作った月見団子や秋の七草ととも里芋や栗を用います。里芋や栗は米食が一般的となる前主食だったものです。十五夜には里芋を十三夜には栗をお供えすることからそれぞれ「芋名月」、「栗名月」の別名があります。

五千五百年から四千年前の縄文時代に栄えた青森県の三内丸山遺跡から直径1メートルもある栗の柱が発見されました。出土した栗をDNA鑑定した結果、自然のものではなく栽培されたものであることがわかったそうです。太古の時代から栗は私たちの生活に欠かせない食べ物だったのですね。

今年の十三夜、「栗名月」は10月17日ですので皆様お忘れなく。

さて収穫の秋にふさわしい作品として奥村土牛の《栗》をご紹介します。原画は和紙の裏側に金箔を押した金箋紙に描かれた作品です。彩美版(R)にシルクスクリーンを刷り重ね金箋紙の華やかな質感を忠実に再現しました。


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奥村土牛 《栗》 軸装・額装
販売価格 (各)126,000円(税込)


<仕様体裁>
◆共通仕様
原画 華鴒大塚美術館(岡山)
技法 彩美版(R)、シルクスクリーン手刷り
用紙 和紙
証明 著作権者検印シール

◆軸装仕様
画寸 天地38cm×左右53cm
軸寸 天地133cm×左右71.8cm
表装 三段表装
箱  柾目桐箱、タトウ付

◆額装仕様
画寸 天地37cm×左右52cm
額寸 天地56.4cm×左右71.3cm
重量 約3.1kg
額縁 特製木製額、アクリル付(国産、ハンドメイド)

※「彩美版(R)」は共同印刷株式会社の登録商標です。


【華鴒大塚美術館のご紹介】

華鴒大塚美術館(はなとりおおつかびじゅつかん)
住所 岡山県井原市高屋町3-11-5
電話 0866-67-2225
開館時館 9:00~17:00(入館は16:00まで)
休館 毎週月曜日(月曜日が祝日または振替休日の場合はその翌日)、年末年始(12月28日から1月4日)
入館料 [常設展] 一般500円(400円)、高校生300円(250円)、小・中学生250円(200円)
      [企画展] 別に定めます
アクセス 
■電車で
JR福山駅から福塩線で神辺駅下車。井原鉄道へ乗り換え「子守唄の里・高屋駅」下車 駅のすぐ前 所要時間30~50分
・朝、昼、夕3往復 福山駅から井原鉄道の直通便あり 所要時間25分
■バスで
JR福山駅前から井笠バス御領経由 井原行きで「高屋」停留所下車 徒歩1分 バス所要時間30分
■お車で
山陽自動車道・笠岡ICから県道34号を井原方面へ10km北上し、薬師交差点から313号線を福山方面へ 所要時間30分

June 21, 2013

花まつり


いつもブログ『美術趣味』をご覧頂きましてありがとうございます。
梅雨に入りじめじめと蒸し暑い日々が続いていますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。

ここ東京小石川では紫陽花の花が美しく咲き始め通り行く人々の心を和ませています。 花といえば文京区の代表的なイベント「文京 花の五大まつり」は区内に数多いお寺や神社の境内で開催されます。2月の梅まつり(湯島天満宮境内)に始まり、さくらまつり(播磨坂さくら並木)、つつじまつり(根津神社境内)、あじさいまつり(白山神社境内)、11月の菊まつり(湯島天満宮境内)までの5つからなるものです。

このほか今の季節ですと7月上旬に光源寺駒込大観音で「ほおずき千成市」が、7月下旬には徳川家ゆかりの伝通院や源覚寺(こんにゃく閻魔)境内で「文京朝顔・ほおずき市」が行われます。夏の到来を告げる素敵な催しですね。

【文京区内・7月の花まつり】

ほおずき千成市

開催日 7月9日()、10日(
※曜日を誤って表記しておりました。
 お詫びして訂正いたします。
会 場 駒込大観音光源寺
    東京都文京区向丘2-38-22


文京朝顔・ほおずき市

開催日 7月20日(土)、21日(日)
会 場 伝通院(朝顔市)
    文京区小石川3-14-6

    源覚寺(ほおずき市)
    文京区小石川2-23-1



【当社商品のご紹介】
さて今回ご紹介するのは、奥村土牛「朝顔」です。



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奥村土牛 《朝顔》
販売価格 99,750円(税込)


<仕様体裁>
技法 彩美版、本金泥手彩色
原画 華禽大塚美術館所蔵
技法 彩美版(R)
画寸 天地38.2cm×左右52.8cm
額寸 天地57.5cm×左右71.5cm
重量 約4kg
用紙 版画用和紙(鳥の子)
額縁 特製木製額、アクリル付(国産、ハンドメイド)


※「彩美版」は共同印刷株式会社の登録商標です。
※本作品は軸装仕様もございます。

March 7, 2013

―富士山の世界遺産登録を目指して―

日本一高い山、3776mの威容、その美しさから日本のシンボルともいえる富士山。その富士山を、本年6月にカンボジアのユネスコ(国連教育科学機関)で行われる選定会議で、「世界遺産」として登録するか否かが決められます。
古来より日本人が親しみ、深く祈りを捧げた霊峰として、日本画や和歌といった芸術の主題として、尊い歴史・文化を産み出してきた日本の宝が、ついに世界の宝と認められるのでしょうか。

「美術趣味」ではこれを機に、奥村土牛(おくむらとぎゅう)画伯の「精進湖(しょうじこ)」を改めてご紹介いたします。ご承知の通り、富士五湖一の景勝地、精進湖から望む荘厳な富士が、富士の一番美しい姿であると言われております。
文化勲章受章画家の奥村土牛画伯(1989-1990)は富士図を代表作のひとつといたしましたが、この「精進湖」は1963年(昭和38年)制作の≪土牛の富士≫の原点とも呼べる作品です。
原画は山種美術館の所蔵。当初限定2,000部で販売を開始いたしましたが、おかげさまで残すところ60部のお取扱いとなります。
今回は特に、額装をステンレスから銀泥塗装木製枠に一新し、和室や洋間、様々なスペースにマッチする落ち着いたイメージに仕上げました。当社が独自に開発した「岩絵具方式」の技法を駆使し、本画の風合いと質感をありのままに活かし、画伯が意図したプラチナの箔足を活かした描法も忠実に再現いたしております。


奥村土牛 《精進湖》
価格 262,500円(税込)

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<仕様体裁>
原画: 山種美術館所蔵
技法: 岩絵具方式(当社オリジナル)
限定: 2,000部
額縁: 特製木製銀泥仕上げ(日本製、ハンドメイド)
画寸: 53.5×59センチ(約12号)
額寸: 74.5×80センチ
重量: 約7kg

プロフィール

共同印刷株式会社SP&ソリューションセンター アート&カルチャー部では、日本画を中心とした複製画や版画の制作、販売をてがけています。制作の裏側や、美術に関係したエッセーを続々とアップしていきます。尚、このサイトの著作権は共同印刷株式会社又は依頼した執筆者に帰属します。

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