April 21, 2017

色褪せない芸術『岩田ガラス』とおすすめ展覧会『生誕100年 長沢節展』


いつも美術趣味をご覧いただきましてありがとうございます。

先日のブログ、彩美版®新作・小倉遊亀筆「初夏の花」はご覧いただけましたか。
透(すき)のボディに白砡(しろぎょく)が潔く、ツツジの伸びやかさを一層強調しているかのような存在感のあるこのガラス花器が、岩田久利(ひさとし)氏の手になるものであることはご存知でしたでしょうか。


本日は、「初夏の花」画中のガラス花器制作者、ガラス芸術家・岩田久利先生についてです。
遊亀が陶磁器を愛好していたことはよく知られていますが、1980年「耀」、1980年「椿」など遊亀の静物画には特徴的なガラス花器がたびたび登場します。
これらはみな遊亀がコレクションしていた、岩田久利氏によるガラス芸術です。


今回の彩美版®「初夏の花」制作を機に、久利氏の二女でいらっしゃる岩田マリさんとお会いする機会に恵まれ、たくさんの作品を拝見することができました。
そこでこれまで持っていたガラスのイメージがくつがえされてしまいました。
また、マリさんより貴重なお話がうかがえましたのでご紹介いたします。


ガラスは、食器、窓や蛍光灯などの工業製品も含めると、私たちの生活にとても身近な素材です。一般的にガラスにイメージするものといえば、「透明」「割れやすい」「冷たい」「静」などが想起されることと思います。
しかし、久利氏の父・藤七氏よりはじまる岩田家のガラス芸術は、それだけではないガラスの多面的な魅力を教えてくれます。
その魅力の真髄は、真逆にも「鮮やかな色(透明・不透明あり)」「重厚感(何層にもなり厚みがある)」「躍動感」でした。
(さらに制作時に直面するガラスの特徴、「柔らかさ」「熱さ(環境も含む)」についてはガラスを扱う困難さ、どのようにしてガラス芸術が生みだされるかに至る大事な特徴なではありますが、ここでは語りきれません。)


岩田家のガラス芸術の歴史を簡単にですがご紹介します。(以下敬称略)


■日本の色ガラス芸術のパイオニア 父・岩田藤七
(明治26年・1893年生まれ)

明治大正時代、板ガラスなど実用製品が躍進の一途を辿っていたガラス工業界。それに比べ、"ガラス工芸"は江戸時代以降途絶え不毛の時代を迎えます。
数十年の空白期の後、藤七は、現代ガラスのパイオニアとして色ガラスによる宙吹きの作品を作り始めます。
日本においては古来より陶器の作品が好まれ、茶道の影響もあり高いレベルの作品とされている中で、藤七はガラスの作品を日本の美術界にアートとして認められるよう努力を続け、近代ガラス工芸を日本の美術界に位置付けるに至ります。


代表作「貝」は、藤七ならではの大胆な気質だからこそなせる技だったといいます。
作品は今も日生劇場、ホテルオークラのオークバー(現在はリニューアル工事中)、メトロポリタン美術館(NY)、国立近代美術館などで観ることができます。


■「ガラス芸術」へ高めた功績者・岩田久利
(大正14年・1925年生まれ)

父・藤七の長男として生まれ幼い頃よりガラスに携わります。
久利は東京美術学校工芸部図案科卒業、その他、科学的基礎やガラス組成についても学び、藤七の築いたものをさらに極めていきます。
久利の作品は、端正・優美、高い技術に裏付けされた理知的な作品といわれ、初期の緻密な作風にはじまり、50歳代にはこれでもかと技術を凝らした根気のいる作品を、60歳代からは、線が細くなっていく身体とは対照的に壮大な自然をモチーフに力強い作風へと昇華します。


久利氏の作品は、幾何学模様のミニマムでモダンなデザイン的なものもあれば、ごつごつした大地や岩を髣髴とさせるプリィミティブなものまで多彩な創造性が魅力的でもあります。

iwataglass.jpg岩田久利作 〈第十回日展出品作〉 制作:昭和29年

1960年代には、家庭における食器、照明などのガラス製品が普及します。
特に岩田ガラスが生みだしたガラス照明は、一世を風靡します。金赤(ガラスの金赤は可愛らしいピンク色)でフリルをまとったガラス照明は結婚式の引き出物として多くつかわれていた、とのこと。
もしかしたら皆さまのご自宅にあるかもしれません。


今なお新しさが感じられる、岩田久利氏の作品を下記よりホームページにてご覧ください!


岩田家のガラス芸術
HP : http://www.iwataglassart.com


■岩田久利氏の長女でいらっしゃる、ガラス芸術家・イワタルリ氏の個展のご案内です。

イワタルリ展 
開催場所 SAVOIR VIVRE サボア・ヴィーブル 東京都港区六本木5-17-1 AXISビル3F
開催日時 2017年6月23日(金)から7月2日(日)まで
詳細につきましてはホームページにてご確認ください。
HP : SAVOIR VIVRE



【オススメ展覧会のご案内】

岩田ガラスの会社ロゴ、包装紙をデザインしたのが、「スタイル画」デッサンの名手・長沢節(せつ)氏でした。
久利氏は、画家、文芸家、俳優などジャンルを超えたお付き合いがあったといいます。
東京文京区弥生美術館にて、今年4月23日で閉校するセツ・モードセミナー公式の、最後の展覧会として下記展覧会が開催されています。
ファッションイラストレーターの先駆けであった節の〈スタイル画〉は鉛筆のほか毛筆で描かれた作品もあります。毛筆書に慣れ親しんだ世代だからこそ為し得るものなのでしょうか、「セツ美学」あふれる流麗なイラストは必見です!



IWATAlogo.jpg左上:岩田ガラス・ロゴ(長沢節)
setsu.jpg右下:岩田ガラス・包装紙(画:長沢節)


『生誕100年 長沢節展』- デッサンの名手、セツ・モードセミナーのカリスマ校長 - 

長沢節は1917年生まれ、文化学院卒、20歳で挿し絵画家としてデビュー。
太平洋戦争前より池袋近く要町の芸術家村・通称「池袋モンパルナス」に暮らす。
終戦後アメリカ兵より流れてきたヴォーグやハーパス・バザーを参考にみようみまねで洋服を描く。節の描くファッショナブルな女性像は〈スタイル画〉と呼ばれファッション界もリードする存在となる。
1954年より美術学校セツ・モードセミナーを主宰。(設立当初は「長沢節スタイル画教室」)
卒業生は、金子国義、山本耀司、安野モヨ子など。



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左上:C.ディオール「マリ・クレール」1998年6月号 掲載原画
右下:女性デッサン 1960年代


■開催要項■
会場:弥生美術館 1~2階会場
住所:東京都文京区弥生2-4-3
会期:2017年4月1日(金)~6月25日(日)
休館日:毎週月曜日 ただし、5月1日(月)は臨時開館
開館時間:10:00~17:00(入館は16:30まで)
入館料:一般900円(800円) 大高生800円(700円) 中小生400円(300円)
※竹下夢二美術館と併せての料金。()内は20名様以上の団体割引料金
TEL:03(3812)0012 FAX:03(3812)0699
HP : http://www.yayoi-yumeji-museum.jp

March 16, 2017

新作・小倉遊亀「初夏の花」のご案内


 いつもブログ『美術趣味』をご覧頂きましてありがとうございます。
 朝夕と寒暖差ある今日この頃毎、皆様いかがお過ごしでしょうか。

 それでも日中は日差しが段々と暖かく感じられる様になりました。初夏の様な少し汗ばむ日もありましたが、うららかな陽気に誘われて桃や桜などの花が咲き始め鳥の囀りが響き、冬が明けてだんだんと春の訪れを感じられる季節になりました。

 さてこの度当社は、日本画家・小倉遊亀の「初夏の花」複製画の販売を開始いたしました。エディションは限定200部です。

 鮮やかな橙色のテーブル、満開に咲き誇るミツバツツジの桃色、ゴツゴツとした味わい深い三宝柑の黄色。華やかなミツバツツジのが生けられた躍動感があり華麗なガラス花器は、ガラス芸術家・岩田久利氏の作品です。同じ芸術家として遊亀は、久利氏の自らの芸術に厳格で真摯に取り組む姿勢に対し共感し、懇意にしていたといいます。それぞれに配された彩りの会話を楽しむような感じで深く観察して筆をとっていたのでしょうか。

 彩り溢れいきいきとした輝きが描かれた作品の鼓動を、当社が誇る彩美版の技法にて再現いたしました。是非お手元でお楽しみください。




彩美版®
小倉遊亀 《初夏の花 》
販売価格 190,000円+税


小倉遊亀_初夏の花.jpg


<仕様体裁>
監修 有限会社 鉄樹
原画 名都美術館 所蔵
解説 鬼頭美奈子(名都美術館 主任学芸員)
限定 200部
技法 彩美版®、シルクスクリーン手摺り、プラチナ泥使用
用紙 版画用紙
額縁 特注木製額純銀箔仕上げ、交織つむぎマット、アクリル付き
証明 著作権者承認印を奥付と画面左下部に押印
画寸 天地45.5×左右38.4㎝
額寸 天地65.6×左右58.5㎝
重量 3.7㎏
発行 共同印刷株式会社


※「彩美版®」は共同印刷株式会社の登録商標です。


December 18, 2015

【新作】 小倉遊亀《爛漫(らんまん)》のご案内


 いつもブログ『美術趣味』をご覧頂きましてありがとうございます。12月も半ばに入りそろそろ年末・年越しの季節になってまいりました。皆様いかがお過ごしでしょうか。外気がポカポカとして10月や11月の様な陽気で冬らしくない日が続きますが、それでも朝晩は冷え込むこの季節、体調を崩しがちになるかと思います。どうぞ皆様、体をご自愛くださいませ。


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 弊社界隈に隣接する小石川植物園内は、この暖かい陽気のせいか色づいた草花が12月でも紅葉を満喫する事ができます。正門から鮮やかな黄色い葉が眩しいイチョウの木。並木道を抜けると紅く艶やかな葉を茂らせたメグスリノキの木が目に留まります。園内は紅葉を楽しんで散策している方も多く、散り積もった落ち葉を踏みながら楽しそうに歩いている親子もいて心和みます。

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20151218komiti.jpg 【小石川植物園のご案内】

正式名称 東京大学大学院理学系研究科付属植物園
     ※国指定名勝及び史跡
所在地  東京都文京区白山3丁目7番1号
電 話  03-3814-0138
FAX  03-3814-0139
入園料  大人(高校生以上)400円
小人(中学生、小学生)130円
開園期間 1月4日~12月28日
休園日  月曜(月曜が祝日の場合はその翌日
月曜から連休の場合は最後の祝日の翌日が休園日)
開園時間 午前9時~午後4時30分(但し入園は午後4時まで)
アクセス ・都営地下鉄三田線 白山駅下車 A1出口 徒歩約10分
     ・東京メトロ丸ノ内線 茗荷谷駅下車 出入口1 徒歩約15分
     ・都営バス(上60)大塚駅~上野公園線 白山2丁目下車 徒歩約3分



 さて弊社ではこの度、小倉遊亀《爛漫(らんまん)》の彩美版®を販売開始いたします。この作品は、小倉遊亀の母校の奈良女子大学の講堂の緞帳原画として描かれたました。奈良女子大学の五階から見た若草山の山並みを背景に満開に咲き誇る巨木の桜が描かれ、左の上手に東大寺、右下手に興福寺の五重塔が見え、春の奈良の情景が伺えます。
画面いっぱいに咲きほこる桜は力強く、桜の華やかさと共に凛とした美しさと清さに溢れ画家の思いが込められています。その原画の持つ微妙なニュアンスや画家の筆遣いといった絵の鼓動を当社が誇る彩美版の技法にて再現いたしました。是非お手元でお楽しみください。

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彩美版®
小倉遊亀 《 爛漫 》

販売価格 200,000円+税
限定250部発行


<仕様体裁>
原 画 国立大学法人 奈良女子大学(京都国立近代美術館寄託)
監 修 有限会社 鉄樹
解 説 柳原正樹(京都国立近代美術館館長)
限 定 250部
技 法 彩美版®、シルクスクリーン手摺り
用 紙 版画用紙(かきた)
額 縁 特注木製シルバー仕上げ、アクリル付き
証 明 著作権者承認印を奥付と画面左下部に押印
画 寸 天地28.4×左右68.0㎝(15号大)
額 寸 天地48.6×左右88.2㎝
重 量 4.3㎏
発 行 共同印刷株式会社

※「彩美版®」は共同印刷株式会社の登録商標です。


October 23, 2015

密やかに咲く


 いつもブログ『美術趣味』をご覧頂きましてありがとうございます。朝晩の冷え込みと富士山の初冠雪の便りを聞くと、冬の到来も間もなくであることを意識いたします。体調を崩しやすい季節でもあり、皆様どうぞご自愛くださいませ。



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 このところ秋晴れの爽やかな天候が続いていますが、散策の途中に立ち寄ったお寺の境内で、密やかに咲く山茶花(さざんか)が目に留まりました。瑞々しい青い葉の間から清楚に咲く花に凛とした空気が漂っていました。寒くなると花木に触れる機会が少なくなりがちではありますが、季節ならではの楽しみ方がありますね。

 さて今回は、当社彩美版®のラインナップのなかから小倉遊亀の《山茶花》をご紹介いたします。静謐な画調の中から瑞々しい感性と凛とした精神性が感じられる逸品です。


小倉遊亀 《山茶花》
彩美版®、軸装・額装
販売価格(各) 180,000円+税


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●額装仕様


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●軸装仕様


<仕様・体裁>
監修 鉄樹
解説 細野正信(美術史家)
原画 滋賀県立近代美術館所蔵
技法 彩美版®、シルクスクリーン
装丁 軸装・額装
限定 300部発行

<軸 装>
軸装 三段表装、柾目桐箱付
画寸 天地47㎝×左右53㎝
軸寸 天地143㎝×左右73㎝

<額 装>
額縁 木製金泥箔仕上げ、アクリル付
画寸 天地47㎝×左右53㎝
額寸 天地63㎝×左右70㎝
重量 約3.2kg




【今日の谷根千】

地下鉄「千駄木駅」近くにある森鴎外記念館の情報です。
現在、以下の特別展が開催されています。


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特別展 「ドクトル・リンタロウ―医学者としての鴎外」

文京区立 森鴎外記念館
所在 東京都文京区千駄木1-23-4
電話 03-3824-5511

会期 2015年10月3日(土)~12月6日(日)
休館 10月27日(火)、11月24日(火)
時間 10:00~18:00(入館は17時30分まで)
※11月6・7・8日(金土日)は20時まで開館(入館は19時30分まで)
料金 一般500円(20名以上の団体は400円/人)
   中学生以下は無料


January 23, 2015

新商品・小倉遊亀《観自在》発売のお知らせ


 いつもブログ「美術趣味」をご覧頂きましてありがとうございます。

 さて今年は日本画家・小倉遊亀画伯の生誕120周年にあたります。当社はこれを記念し、小倉画伯の《観自在(かんじざい)》の彩美版®を発売いたしました。
 画業の究極の境地を、軽やかに浮遊する観世音菩薩の姿に託した《観自在》は昭和43年(1969年)の再興第53回院展に出品され、小倉芸術のひとつの頂点を示すものとして広く知られた名作です。現在は画伯の故郷大津市にある、滋賀県立近代美術館に所蔵されています。


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彩美版®・小倉遊亀 《観自在》
販売価格230,000円+税



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<仕様体裁>
原画 滋賀県立近代美術館所蔵
監修 有限会社 鉄樹
解説 高梨純次(公益財団法人秀明文化財団参事)
技法 彩美版®、シルクスクリーン手刷り、本金泥及び岩絵具(白緑)使用
用紙 和紙
限定 200部(軸装、額装の合計)
証明 著作権者承認印を画面左下と奥付に押捺、当社開発セキュリティーシールを奥付に貼付※

※「彩美版®」は共同印刷株式会社の登録商標です。
※「セキュリティーシール」の詳細につきましては以下をご覧ください。
2014年10月31日ニュースリリース:http://www.kyodoprinting.co.jp/release/2014/20141031-1517.html




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<軸装仕様>
表装 三段表装
   天地:白茶無地
   中廻:薄利久地大牡丹唐草文緞子
   風帯・一文字:白茶地霞雲金襴
   軸先:新牙
   箱:柾目桐箱、タトウ付き
   箱書 小倉遊亀画伯揮毫の文字をシルクスクリーンで再現
画寸 天地73.0cm×左右45.0cm
軸寸 天地161.5cm×左右64.5cm


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<額装仕様>
額縁 別注木製額金泥仕上げ、アクリル付き
   マット:薄利久大牡丹唐草文緞子(軸装「中廻」と共通)
画寸 天地73.0×左右45.0cm
額寸 天地89.5cm×左右61.5cm
重量 4.4kg





【余談】

 昨今、鉄道に関するニュースを耳にすることが多くなっています。全国各地で鉄道に関するイベントが開催され、博物館もオープンしています。東京駅開業100周年を記念した「suica」騒動は皆様のご記憶にも新しいと思います。本稿執筆中に「suica」追加販売分の詳細について発表がされていましたが、なんにせよ本当に欲しい人が入手できるようになり、良かったと思います。

 昨年はリニアモーターカーが2027年品川―名古屋間全線開業を目指して、着工されました。JR東海で試乗チケットを抽選販売したところ、倍率は100倍を超えたとか。面白いところでは、静岡県の大井川鉄道で機関車トーマスが線路を走り、注目を集めました。こちらも乗車チケットはあっという間に売り切れだったようです。

 いろいろな鉄道関連のニュースで頭にすりこまれていたのか、気が付けば私も立て続けに「横浜原鉄道模型博物館」、「大宮鉄道博物館」へ訪問していました。大人も子どもも楽しめる場所になっていますので、ご家族で来られている方が多かったです。

 そして今年は3月14日にいよいよ北陸新幹線開通、また春頃には京都に鉄道博物館が開業します。鉄道に関するイベントは、老若男女問わず関心が高いと思います。都市と都市が鉄道でつながって、人やモノの流れが活発になり景気が上向けば良いですね。なにより鉄道ファンの方々にとっては、当分忙しい日が続きそうです。


November 21, 2014

山茶花の咲く頃


 いつもブログ『美術趣味』をご覧頂きましてありがとうございます。

 先週の金曜日、11月7日は立冬でした。ついこの間までの暖かさが一変し、手先が凍えるような寒さになってきましたね。これから日一日と寒さが厳しくなりますので、マフラーや手袋をして体を冷やさない様ご自愛ください。

 昔から立冬の頃には山茶花(さざんか)が咲き始めると言われますが、当社のお向かいにある小石川植物園内の山茶花が青々とした葉の間に白や淡いピンクの花を咲かせています。寒空の下、凛として花を咲かせ私達の目を楽しませてくれます。



 そこで今回は小倉遊亀「山茶花」をご紹介します。静謐な画調の中から画家の瑞々しい感性が溢れる逸品を是非お手元に。



彩美版® 小倉遊亀 《山茶花》
販売価格 180,000円+税(軸・額共通)


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<使用体裁>

■軸・額共通
監修 有限会社 鉄樹
原画 滋賀県立近代美術館所蔵
技法 彩美版®、シルクスクリーン手刷り
用紙 和紙
限定 300部(軸・額合計)
証明 画中及び奥付シールの2箇所に著作権者承認印捺印

■軸装仕様
画寸 天地47.3×左右53.3cm
軸寸 天地143×左右73.5cm
表装 三段表装(国産・ハンドメイド)
箱  柾目桐箱、タトウ付

■額装仕様
画寸 天地47.4×左右53.5cm
額寸 天地63.8×左右70cm
重量 約3.2kg
額縁 特製木製額、アクリル付(国産・ハンドメイド)

※「彩美版®」は共同印刷株式会社の登録商標です。



【今日の谷中千】201411_ohgai_kinennkann.jpg
東京千駄木の森鴎外記念館では以下の展覧会が開催されています。
来週月曜日までですのでご興味のある方はお早めにお出かけ下さい。

流行をつくる ―三越と鴎外―

文京区立森鴎外記念館
東京都文京区千駄木1-23-4
電話 03-3824-5511


会 期 2014年11月24日(月・祝)まで
開館時間 10時~18時(最終入館17時半) 
観覧料 一般500円(20名以上の団体:400円)
※中学生以下、障がい者手帳ご提示の方と同伴者1名まで無料

March 14, 2014

【新商品】 彩美版・小倉遊亀 「椿」


tsubaki_red.JPGいつも当ブログをご覧いただきありがとうございます。
今回は新商品、小倉遊亀画伯「椿」のご紹介です。

ポカポカ陽気の一日、当社のお向かいにある小石川植物園を訪ねました。幼稚園のお子さんたちが元気いっぱいに走り回っていました。
tsubaki_white_and_red.JPG
園内ではまだ蕾の木々が多い中、一足はやく椿が満開となっていました。
きっと小倉画伯も、このような晴れた日に咲く椿を眺め、この作品へ思いを込めたのではないでしょうか。

春はもう、間もなく。鮮やかな「椿」の美しさを、ぜひご堪能ください。






小倉遊亀 《椿》 額装
販売価格 230,000円+税


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<仕様体裁>

技法 彩美版(R)、シルクスクリーン手刷り、本金泥を使用。
用紙 版画用紙(かきた)
限定 300部
監修 有限会社 鉄樹
解説 谷岡 清(美術評論家)
証明 画中及び奥付シールの2箇所に著作権者承認印捺印
額縁 特製木製額金泥仕上げ(国産、ハンドメイド)
画寸 39.2㎝×64.8cm
額寸 58.0cm×84.0cm 
重量 約5.2kg
発行 共同印刷株式会社

※ 「彩美版」は共同印刷株式会社の登録商標です。

March 15, 2013

新商品のご紹介―彩美版 小倉遊亀《夏草》


「美術趣味」をご覧いただきありがとうございます。先月予告いたしました小倉遊亀先生の新商品が完成いたしましたのでご紹介いたします。

画題「夏草」は松尾芭蕉の名句「夏草や、つわものどもが夢のあと」(奥の細道)から取られたもので、原画は朝日新聞に連載された作家大佛次郎(おさらぎじろう)の歴史エッセイ「義経の周辺」の挿絵です。先に世界文化遺産に登録された平泉・中尊寺の秘仏《一字金輪仏頂尊》の厳しくも麗しいお姿が透明感溢れる柔らかな色彩、繊細かつ大胆な筆遣いで描かれています。

小倉芸術のひとつの頂点とも言うべきこの作品を定評ある当社「彩美版」で再現しました。本金泥を加えたシルクスクリーンによる金色の再現は1部づつ丁寧な手刷りで仕上げました。また証明として著作権者の承認印を捺印した奥付シールに加え画面中にも承認印が捺されます。
額装と軸装、二つのタイプをご用意いたしました。お好みに合わせお選びいただけます。


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小倉遊亀_夏草(軸)700×400pix.jpg

小倉遊亀《夏草》
販売価格 189,000円(税込)


夏草_証明印.jpg
<仕様体裁>
限定 250部
技法 彩美版(R)、シルクスクリーン手刷り、本金泥使用
用紙 越前和紙
証明 著作権者承認印を奥付と画面右下部に押印
解説 谷岡 清(美術評論家)
発行 共同印刷株式会社

<額装仕様>
額縁 特製木製額金泥仕上げ(国産、ハンドメイド)
画寸 天地39.5×左右30.0cm
額寸 天地57.5×左右48.0cm
重量 2.3kg
付属 黄布袋、吊紐

<軸装仕様>
表装 三段表装(国産、ハンドメイド)
画寸 天地40.5×左右30.5cm
軸寸 天地126.5×左右42.5cm
付属 柾目桐箱、タトウ


※「彩美版(R)」は共同印刷株式会社の登録商標です。


February 15, 2013

春の兆し ― 梅花咲く小倉遊亀画伯の庭


入り口.jpg

先日北鎌倉の小倉遊亀画伯のお宅を訪問しご家族にお会いする機会がございました。
天気予報では「朝から雪が降るかもしれない」とのことでしたが、見事に晴れ上がりポカポカと暖かな陽気に恵まれとても気持ちの良い日和でした。


梅.jpg「今日は暖かくて、庭の梅が少し開きましたよ。」
と小倉様が教えてくださり、庭にお通し頂きましたので、記念に一枚写真を撮らせていただきました。梅の花はまだほとんどが蕾の状態ではありましたが春を告げる芳しい香りが漂う素敵な御庭でした。

さて、現在当社では小倉画伯のご家族にご監修いただき新作彩美版(R)の制作を進めております。
詳細は来月当ブログで発表する予定にしておりますので、どうぞご期待ください。



※「彩美版(R)」は共同印刷株式会社の登録商標です。

プロフィール

共同印刷株式会社SP&ソリューションセンター アート&カルチャー部では、日本画を中心とした複製画や版画の制作、販売をてがけています。制作の裏側や、美術に関係したエッセーを続々とアップしていきます。尚、このサイトの著作権は共同印刷株式会社又は依頼した執筆者に帰属します。

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