February 20, 2019

「新・北斎展」


いつもブログ≪美術趣味≫をご覧いただき、まことにありがとうございます。

2月に入り厳しい寒さが続いてまいりましたが、そろそろ春の足音も聞こえてきました。私のまわりでは花粉が気になりはじめたという方も見受けられます。皆さまも季節の変わり目には体調の変化に十分お気をつけ下さい。

さて私は六本木の森アーツセンターギャラリーで「新・北斎展 HOKUSAI UPDATED」を鑑賞してまいりました。この展覧会は、世界で一番有名かつ影響を与えた日本人画家として知られる葛飾北斎(1760-1849年)の画業を通覧・再検証します。国内外の名品や近年国内で発見された作品、海外からの初公開作品を取り揃え、北斎ワールドの全貌に迫ります。



森美術館.JPG


会場では北斎の70年の長きにわたる画業を、作風の移り変わりと用いた画号に基づき、系統立てて展示。総作品数は480点にも及ぶという見ごたえ十分の展示内容です。あの有名な冨嶽三十六景シリーズの『凱風快晴』『神奈川沖浪裏』はもちろん『北斎漫画』や晩年の肉筆画≪龍図≫や≪虎図≫などの名品も登場。中でも北斎の肉筆画としては最大級という西新井大師總持寺所蔵の「弘法大師修法図」はおどろおどろしくも躍動感があり壮観のひと言です。

保存の関係もあるのでしょうか、「新・北斎展」の見どころのひとつである永田コレクションの貴重な絵本や版画の数々は、今回が最後の東京展示となるとのことです。以後は島根県のみでの公開とのことですからこれも見逃せません。今年(2019年)は北斎没後170年の節目の年でもあります。カルチャーの先端をいく六本木ヒルズで、時代を超えて繰り広げられる北斎ワールドの一大絵巻に皆様もぜひ足をお運びください。



北斎展ポスター.JPG

【展覧会情報】
新・北斎展
HOKUSAI UPDATED
会場 六本木・森アーツセンターギャラリー
会期 3月24日(日)まで ※3月5日(火)休館
時間 10:00~20:00 (火曜日は17:00まで)





最後に弊社でお取り扱いのある北斎の複製画をご紹介いたします。本作は北斎が晩年に好んで描いた、「北斎獅子絵図」の集大成ともいうべき傑作です。


北齋_唐獅子図_軸.jpg
北齋_唐獅子図_額.jpg


葛飾北斎 『唐獅子図 』

販売価格 125,000円+税


■共通体裁
技 法 彩美版®
用 紙 特殊絹本
額 縁 木製額金泥塗装仕上げ、茶地小花紋緞子張りマット、アクリル付(国産)
画 寸 天地41.0×左右38.3㎝
原 画 肉筆袱紗絵
原画所蔵 ボストン美術館 ウイリアム・スタージス・ビゲローコレクション
監修・解説 小林忠
(学習院大学名誉教授、国際浮世絵学会会長、「国華」主幹、岡田美術館館長、日本美術アカデミー理事長)
発 行 共同印刷株式会社

※彩美版®とは、画材の質感と豊かな色調を再現するために生み出された、新時代の画期的な技法による複製画です。「唐獅子図」の制作においては、原画を所蔵するボストン美術館の正式許諾を受け、北斎研究の第一人者である小林忠先生の監修を受けました。「彩美版®は共同印刷株式会社の登録商標です。

February 18, 2019

春間近、もうすぐひな祭り。「お雛あそび」のご紹介です。



 「美術趣味」をご覧いただきまして、ありがとうございます。
 寒い日が続きますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
 会社の近所にある桜並木では、河津桜が花を開きはじめております。
20190218sakura.JPG


 もうすぐ3月3日、桃の節句、ひな祭りです。
 女の子の健やかな成長を祈るとても華やかな節句ですね。この晴れやかなひな祭りに、大切なお孫さん、お子さんへ、華麗なオリジナル版画をプレセントされてはいかがでしょうか。
 現代日本画壇でトップクラスの活躍をされている、森田りえ子先生のオリジナル版画「お雛あそび」。シルクスクリーンを47版、47色という大変手間をかけて刷って、鮮やかで微妙な色彩を表現しています。バックには、贅沢にも本金箔を全面に手張りしています。
 優しくも凛とした立ち姿の男雛・女雛。その手前には、安産や子孫繁栄の縁起物の犬筥(いぬばこ)が、雌雄一対でかわいらしいく鎮座しています。
 作品一枚一枚には森田先生直筆のサインが入り印章が捺印されます。オリジナル版画として特別に制作された希少性の高い逸品です。

 品格と華やかさを兼ね備えた芸術品を、是非ご家族の皆様でお楽しみください。


オリジナル版画
森田りえ子 《お雛あそび 》
限定 100部制作
価格 320,000円+税


moritarieko_ohinaasobi.jpg


<仕様体裁>
■版画
作者 森田りえ子
題名 お雛あそび
制作 2016年
画寸 425×294㎜
限定 100部
版式 シルクスクリーン
版数 47版47色
用紙 鳥の子和紙、手張り本金箔
署名 作者直筆サイン、印章
工房 K.T.M.printers


■装丁
額縁 杉材浮造り仕上、近江織金襴筋廻し、アクリル付き
額寸 626×480㎜
重量 約2.6㎏


■解説
草薙奈津子(平塚市美術館館長)


■発行
共同印刷株式会社


・本金箔は手張りのため一枚一枚の風合いが異なり、仕上がりは均一ではありません。
・当社が独自に開発したセキュリティーシールを奥付に貼付しています。スマートフォンなどで、作品が当社(KP)が発行する真正な作品であることを判定できます。


■お問い合わせ先
お電話:03-3817-2290 (土、日、休日を除く平日の10:00~12:00、13:00~17:00)
FAX:03-3817-2288 

February 8, 2019

小さい春の訪れ

 いつもブログ『美術趣味』をご覧頂きましてありがとうございます。

まだまだ寒さが身に染み入る今日この頃ではありますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。各所ではインフルエンザの猛威で体調を崩されている方が多く見受けられます。皆様、どうか体をご自愛くださいませ。

(※①写真↓)
文京区千駄木 光源寺の白梅20190208.jpeg さて2月に入りました。3日に節分、翌4日は立春を迎え、暦の上ではもう春が訪れます。少し陽だまりのほうに目を注ぐと、所々に白く可愛らしい白い梅の花が咲き始めていました。これからさらに陽気が暖かくなると、赤や白の梅の花が香り高く一層咲き始め春の訪れを感じさせる事でしょう。昔は梅を見物するための「梅見船」があったそうで、咲き始めた梅の上品な香りに包まれながら優雅な一時を楽しんだのかもしれませんね。


文京区千駄木 光源寺の梅20190208.jpeg  (※②写真→)



≪※①②東京文京区千駄木・光源寺(こうげんじ)の紅白の梅もそろそろ見頃を迎えます≫




今回は、春の訪れを感じさせる複製画をご紹介いたします。








seison_kouhakubai(F)_300x350.jpg

前田青邨 《 紅白梅 》
販売価格(額・軸) 各190,000円+税



 淡く下地に金泥を刷いた画面に、琳派に由来する垂らし込みの技法で、華やかな紅白梅が描かれています。リズミカルにデザイン化された幹と枝は、光琳の紅白梅図屏風を連想させます。よく観ると濃い紅色、淡い紅色、白色と異なる色の花を咲かせた三本の樹々が、あたかも家族のように互いを抱きあいながら、複雑に絡み上方へと伸びています。香り高い梅の花が一面に咲きこぼれ、上品で華やかな青邨独特の画面をつくりあげています。



<仕様体裁>
■基本情報
監修: 平山郁夫
原画: 公益財団法人石橋財団 石橋美術館 所蔵
解説: 石橋美術館
技法: 彩美版(R)・シルクスクリーン
用紙: 和紙
限定: 300部
証明: 著作権者承認印入り奥付及び所蔵者承認印入り証紙を貼付
■額装仕様
画寸: 天地43.9×左右60.3cm
額寸: 天地65.5×左右81.9cm
重量: 約5.8kg
額縁: 木製金泥仕上げ特製額(ハンドメイド、国産)
※この作品は掛軸もございます。



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安田靫彦 《 梅花定窯瓶(ばいかていようへい) 》
販売価格(額・軸) 各120,000円 +税



 赤い壁を背景に置かれた白い壺に、紅白の梅の枝が活けられています。
 梅は靫彦が最も愛した花と言われます。壺(瓶)は中国・宋時代を代表する定窯の白磁です。あたたか味のある乳白色の釉に特徴があります。
 色彩、構図とも一見さりげない感じながら緻密に計算されており、明快で絶妙な調和をもたらしています。気品高く深い精神性を感じる靫彦芸術が、この一作に凝縮されています。



<仕様体裁>
■基本情報
監修: 安田建一
原画: 豊田市美術館 所蔵
解説: 豊田市美術館
技法: 彩美版®・シルクスクリーン
用紙: 和紙
限定: 300部
証明: 著作権者承認印入り奥付を貼付
■額装仕様
額縁: 木製白茶仕上げ特製額(ハンドメイド、国産)
画寸: 天地45.3cm×左右38.6cm(8号)
額寸: 天地64.2cm×左右57.5cm
重量: 約3.7kg
※この作品は掛軸もございます。




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小倉遊亀 《 梅 》
販売価格 190,000円 +税

※この作品は額装仕様のみです。


 金箔を背景に鮮やかな絵付け文様の古壺に紅白の梅の枝が活けられています。華麗な色彩で構成された小倉画伯独特の画風が眼に鮮やかです。画中から春を告げる芳しい香りが漂ってくるかのようです。
 壺(古赤絵酒次)は小倉画伯が愛蔵した磁器で、中国・明代に景徳鎮の窯で製作されたものです。上絵付けの技法で赤を主体に緑や黄色で華やかな模様が描かれており、わが国では「古赤絵」と呼ばれています。



<仕様体裁>
■基本情報
監修: 有限会社 鉄樹
解説: 谷岡 清(美術評論家)
技法: 彩美版®・シルクスクリーン、本金箔使用
用紙: 版画用紙(かきた)
限定: 200部
証明: 著作権者承認印を画面左下部と奥付に押印
■額装仕様
額縁: 木製金泥仕上げ特製額(ハンドメイド、国産)
画寸: 天地41.0cm×左右28.5cm(6号)
額寸: 天地59.0cm×左右46.5cm
重量: 約2.4kg




【複製画画像】瓶梅図.jpg


速水御舟 《 瓶梅図 》
販売価格 185,000円 +税

※この作品は額装仕様のみです。


 時代を先駆けた希代の天才と言われた速水御舟。写実すぎるゆえに波紋を呼んだ、御舟代表作《京の舞妓》をはじめ究極の写実《炎舞》(重要文化財)を描き、数々の作品を発表します。本作が描かれたのは1932年(昭和7年)。当時の東京は関東大震災復興事業を通じ、モダン都市へと変貌を遂げていた時代でもありました。赤絵壺の模様にみられる緻密さと、らせん状に描かれた枝ぶりの隙のない構図に、御舟らしい凄みを感じさせます。東洋画の伝統に立脚しながらも、モダンな感覚に満ち伝統とモダンが融合した《瓶梅図》を、ぜひお手元でお楽しみください。
 また、本作には日本画家、田渕俊夫先生のインタビューを収録した特別付録冊子がついております。


<仕様体裁>
■基本情報
監修: 速水夏彦
解説: 石井幸彦(世田谷美術館主席学芸員)
技法: 彩美版®・シルクスクリーン(パール、銀、本金一部使用)
用紙: 版画用紙
限定: 200部
≪特別付録≫
『速水御舟《瓶梅図》を紐説く』
石井幸彦学芸員による作品解説に加え、田渕俊夫氏のロングインタビューを収録した冊子が付きます。
■額装仕様
額縁: 金泥仕上げ木製特製額(国産ハンドメイド)
画寸: 天地53.0cm×左右43.6cm(10号)
額寸: 天地75.0cm×左右65.6cm
重量: 約3.9kg





※寸法・重量は天然材料を使用しており手作りのため、表記と若干異なる場合があります。
※「彩美版®」は共同印刷株式会社の登録商標です。
※本ブログ掲載記事及び画像等の無断転載を禁じます。

プロフィール

共同印刷株式会社SP&ソリューションセンター アート&カルチャー部では、日本画を中心とした複製画や版画の制作、販売をてがけています。制作の裏側や、美術に関係したエッセーを続々とアップしていきます。尚、このサイトの著作権は共同印刷株式会社又は依頼した執筆者に帰属します。

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