December 20, 2018

浅草・羽子板市



本年最後の記事更新となります。
いつもブログ「美術趣味」をご覧頂きましてありがとうございます。
今年もあっという間に残すところ10日となりました。
皆さま、年越しの準備は進んでいますでしょうか。


年の瀬の風物詩として、浅草・浅草寺では「歳の市」が行われました。同時に開かれている「羽子板市」が有名なので、初めて足を運んでみました。境内には大小さまざまな羽子板を売るお店が並んでいて、平日にも関わらず大勢の人で賑わっていました。毎年12月17日~19日の3日間のみの開催なので、休日と重なった場合の人出は凄まじいものと想像がつきます。


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羽根突きはお正月の遊びとして誰しもがご存知だと思います。同時に、それに用いる羽子板も新春の縁起物として日本人に親しまれてきました。羽子板は先端に向けて広がる「すえひろがり」の形と、羽が厄災を「はねのける」に通じることから、室町時代以前より長らく日本人に親しまれてきました。


店頭に飾られている見ているだけで楽しい装飾された羽子板は「押絵羽子板」といいます。江戸時代になると、歌舞伎役者の人気を背景に、浮世絵師の描く役者絵を押絵細工として羽子板に取り付けたのが始まりです。特に女性の人気を集め、徐々に『歳の市』から『羽子板の市』に重点が移り、明治時代以降、年末の風物詩「羽子板市」という名前が定着したそうです。開催期間が3日間とは短いと感じましたが、年の瀬を十分に味わうことができました。


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さて、当社でも新年を迎えるにあたり、慶祝の日にふさわしい吉祥画をご用意しております。近年注目度の高い、伊藤若冲が描いた「日出鳳凰図」です。
若き若冲の気概あふれる傑作です。旭日と鳳凰に焦点を絞った大胆な構図が青年期の若冲の比類なき才能を感じさせ、その定評ある細密な描写が作品の完成度の高さを証明します

彩美版®
伊藤若冲 《日出鳳凰図》
販売価格 110,000円+税


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<仕様体裁>
原画 米国・ボストン美術館所蔵
解説 河野元昭(美術史家、東京大学名誉教授)
技法 彩美版®
用紙 特製絹本
表装 三段表装(本表装)
画寸 94.0×33.0㎝
軸寸 183.0×52.5㎝
箱  柾目桐箱、タトウ付
※ご希望により額装のご注文も承ります。
※「彩美版®」は共同印刷株式会社の登録商標です。

December 6, 2018

新作≪月華厳島≫のご案内


いつもブログ美術趣味をご覧いただき、まことにありがとうございます。

今年も早いもので、残すところ後二十日あまりとなりました。寒さも日に日に厳しくなってきております。本ブログをご覧の皆さまも、気忙しい日々をお過ごしのこととは思いますが、体調の管理には十分お気を付けください。


さて、この度は先だって販売を開始いたしました平山郁夫画伯の入魂の作、≪月華厳島≫彩美版®をご紹介いたします。


≪月華厳島≫は、名実ともに日本画壇の第一人者として活躍をされた平山画伯が、文化功労者として顕彰された記念すべき年(平成5年)に描いた、画伯壮年期の名品です。


世界遺産としても知られる厳島神社は、荘厳な佇まいと美しい自然の風景で、古より人々を魅了してきました。同じ広島県に生まれた平山画伯も、美しい瀬戸内海の風景の中で過ごした幼い頃の記憶と、日本文化への愛着が強い想いとなり、何度もこの信仰の島を描いております。その代表的な作品がご案内の≪月華厳島≫です。


本作≪月華厳島≫は、潮が満ち、あたかも海に浮かんでいるような厳島神社の社が神秘的な青の世界で描かれています。月明かりを受けてほのかに光る灯籠の光が、社殿の回廊に点々と連なり、見るもの奥へ奥へと導き、幻想の世界へと誘います。画伯は月明かりに浮かぶ神宿る社の神秘感を、平山ブルーと呼ばれる深い群青色で、灯籠の幻想的な灯りを金色で描きました。


今回の復刻では、平山家と原画所蔵元の特別なご協力をいただき、原画に描かれた微細な色合いや色調の濃淡を忠実に再現することが可能となりました。平山画伯の深いブルーと金の輝きは、職人の手業であるシルクスクリーンで再現、金色には本金泥を一部使用するなど、原画の持つ魅力を贅沢に追求しております。


平山芸術の神髄、≪厳島神社≫が現出する悠久の荘厳美を、皆さまもぜひお手元でご堪能ください。




【作品のご案内】


「宮島口の港から瀬戸内の穏やかな海を渡ると、遥か彼方に小さく見えていた赤い鳥居が次第に大きさを増し、やがてその全容が聳(そび)え立つように迫ってくる-あの光景ほど、心を震わせるものはない。」(作品付属解説書より)


彩美版®
平山郁夫 《 月華厳島 》

販売価格 300,000円+税
限定300部発行



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■仕様体裁

監 修 平山美知子(公益財団法人平山郁夫シルクロード美術館館長)
技 法 彩美版®シルクスクリーン手刷り、一部本金泥使用
額 縁 特製木製額金泥仕上げ、アクリル付き、クロス貼りタトウに収納
画 寸 天地34.1×左右72.7㎝(20号大)
額 寸 天地54.5×左右93.0×厚さ5.0㎝
重 量 約6.3㎏
解 説 谷岡清(美術評論家、NPO法人美術教育支援協会理事長)
発 行 共同印刷株式会社


●寸法・重量等は、天然材料を使用し、一点すつ手作りのため、表記と異なる場合があります。
●作品の色彩は、ご覧いただいている画面と現品とでは多少異なる場合があります。


※作品についてのお問い合わせ:共同印刷(株)アート&カルチャー事業 TEL.03-3817-2290


プロフィール

共同印刷株式会社SP&ソリューションセンター アート&カルチャー部では、日本画を中心とした複製画や版画の制作、販売をてがけています。制作の裏側や、美術に関係したエッセーを続々とアップしていきます。尚、このサイトの著作権は共同印刷株式会社又は依頼した執筆者に帰属します。

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