April 25, 2018

生誕150年記念! 横山大観

去る4月13日金曜から竹橋近くにある東京国立近代美術館で「生誕150年 横山大観展」が開催されました。明治から昭和を駆け抜けて日本美術界を牽引した巨匠の大回顧展です。ありがたいことに東京展は開館時間を延長して、金曜・土曜は夜の8時まで開館しています。会社が終わってからでも間に合うので、早速行ってみることにしました。
さて入場してみると、鑑賞しているお客様は帰宅途中に寄ったと思しき善男善女。金曜の夜ということもあってか人が多いものの、会場の雰囲気に余裕がありリラックスして作品と対峙することができました。これも金曜の夜の魔法の成せる技かもしれません。展示は「屈原」の迫力ある大画面から始まり、時代順に展示されています。何れも貴重な掛軸や、屏風などの作品が次々と現れます。総出品点数約90展にもなる大回顧展だそうです。なんといっても見所の一つは、全長40メートルを超える日本一長い画巻、「生々流転」(重要文化財)ではないでしょうか。水の一生をテーマに描いたこの作品は、一粒の滴が川となり、海に注ぎ、雲となって天へ昇る。そしてまた水の一生が繰り返されるストーリーになっています。この画巻を見ていると、映像が流れていくような錯覚にとらえられます。5月8日以降は「夜桜」1929年と、「紅葉」1931年も展示されるので、また訪れてみたいです。週末の帰宅途中で、日本の美術・文化に触れられて心豊かに家路につくことができました。
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<夜に浮かぶ美術館の光>


「生誕150年 横山大観展」
東京国立近代美術館 4月13日(金)〜5月27日(日)
京都国立近代美術館 6月8日(金)〜7月22日(日)
詳しくは「生誕150年 横山大観展」のホームページなどをご覧ください。



さて横山大観といえば、上野の池之端不忍池にある「横山大観記念館」も忘れてはなりません。大観の終の住処となった邸宅を「横山大観記念館」として公開しています。こちらは国指定 史跡及び名勝になっています。ここで大観は数々の作品を制作しました。大観がデザインした建築と庭、当時のままの画室を見ることができますので、是非こちらも訪れてみてはいかかでしょうか。


公益財団法人 横山大観記念館
東京都台東区池之端1-4-24
TEL03-3821-1017
開館の日時などは大観記念観のホームページなどをご覧ください。
http://taikan.tokyo/



「生誕150年 横山大観展」でも展示され、横山大観記念館で所蔵している晩年の傑作「霊峰飛鶴」。当社ではこの作品を横山大観記念館代表理事兼館長の横山隆様の監修で彩美版(R)として制作しています。
横山大観《霊峰飛鶴》(軸)_600pix.jpg
商品は額装もございます。


霊峰飛鶴(れいほうひかく)
本体価格:120,000円(消費税は別途申し受けます)
監修・解説 横山隆(公益財団法人横山大観記念館理事兼館長)
原画所蔵 公益財団法人横山大観記念館
限定 950部
技法 彩美版(R)シルクスクリーン手刷り、本金泥使用
用紙 特性絹本
本商品は軸装と額装をご用意しています。
【額装仕様】
額縁 特性木製額金泥仕上げ、アクリル付き
画面寸法 天地39.2×左右52.8cm
額寸法 天地58.7×左右72cm
重量 約3.6kg
証明 額裏に公益財団法人横山大観記念館の監修検印証を貼付
【軸装仕様】
表装 三段表装
表装材料 天地:鼠地無地、中廻:金茶地大牡丹紋緞子、
     風帯・一文字:大橙金襴、軸先:新牙
証明 桐箱蓋裏に(公財)横山大観記念館の監修検印証を貼付
発行:共同印刷株式会社


寸法・重量等は、天然材料を使用し、一点ずつ手作りのため、表記と異なる場合がございます。
作品の色彩等、画面と現品で多少異なる場合がありますが、ご了承願います。
彩美版(R)は共同印刷株式会社の登録商標です。

April 12, 2018

-生誕190年- 狩野芳崖


いつもブログ「美術趣味」をご覧頂きましてありがとうございます。

日暮里駅からほど近く、ひっそりと佇む「長安寺」というお寺があります。気が付かないと通り過ぎてしまいそうですが、お寺の前に説明板が設置されていたので、入ってお参りをさせて貰いました。中には数名の外国人観光客がおり、写真を撮っている場所へ行くと、小さなお墓が2つ並んでいました。近代日本画の黎明期を代表する画家、狩野芳崖とその妻ヨシが仲良く眠っています。

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狩野芳崖は伝統的な狩野派の画風に西洋の画法を取り入れ、近代日本画の発展に貢献しました。畢生の大作「悲母観音(重要文化財)」は、作品自体の完成度の高さに加え、近代日本画の幕開けを告げる記念碑的作品と位置づけられ、 続く若い作家たちへも様々な影響を与えた極めて重要な作品といえます。芳崖は岡倉天心や橋本雅邦らとともに東京芸大の前身、東京美術学校の創立にも尽力し、その講師にも任命されていましたが開校を待たずして死去しました。今年2018年は芳崖の生誕190年であり、同時に没後130年の節目の年でもありますので、興味がある方はこちらを訪れてみてはいかがでしょうか。


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プロフィール

共同印刷株式会社SP&ソリューションセンター アート&カルチャー部では、日本画を中心とした複製画や版画の制作、販売をてがけています。制作の裏側や、美術に関係したエッセーを続々とアップしていきます。尚、このサイトの著作権は共同印刷株式会社又は依頼した執筆者に帰属します。

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