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March 6, 2018

ルドン展 鑑賞記

いつもブログ≪美術趣味≫をご覧いただき、まことにありがとうございます。

今年の冬はひときわ厳しい寒さが続いておりましたが、3月に入り漸く春めいてまいりました。花粉が気になるこの季節。皆さまも体調には十分ご留意下さい。

さて私は丸の内の三菱一号館美術館で「ルドン-秘密の花園」展を鑑賞いたしました。展覧会は、フランス象徴主義の巨匠として知られるオディロン・ルドン(1840-1916年)の画業を再検証し、ルドンが後期に描いた花や植物の主題に焦点をあてたユニークなものでした。

ルドンはモネ(1840-1926年)やルノワール(1841-1919年)といった印象派の画家たちと同じ世代でありながら、神秘的な内面世界に目を向け、幻想的な作品を多く残しました。前期の黒の時代から後期の色彩の時代まで、常に一貫した特異な作風は今も多くの人を魅了しています。タブローでありながら音楽のように不定形な律動も孕んだ夢や幻のような作品群は、絵画界のみならず文学界にも多大なる影響を与えました。

今回の展覧会で特に注目は三菱一号館美術館所蔵の≪グラン・ブーケ(大きな花束)≫にまつわる再現展示です。ブルゴーニュ地方の男爵家、ドムシーの城館に飾られた装飾画16点(内15点はオルセー美術館蔵)を一堂に取り揃えた、二度と見られないような実に貴重な機会です。

自らの作品を「再現(表象)と想起(記憶)の二つの岸辺に咲く花々」と評したルドンの、大規模な展覧会は実に見応え十分の内容です。皆様も丸の内に足をお運びの際は、どうぞご鑑賞下さい。



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【展覧会情報】
ルドン-秘密の花園 展
会場 三菱一号館美術館
会期 5月20日(日)まで ※月曜休館(但し祝日と3月26日、5月14日は開館)
時間 10:00~18:00 (祝日を除く金曜、第2水曜、会期最終日平日は21:00まで)



最後に弊社でお取り扱いのあるルドンの複製画をご紹介いたします。本作はルドンが「色彩の時代」に花と花瓶をテーマに描いた、代表的な作品のひとつです。



IMG_0715.JPG

ルドン ≪野の花≫

販売価格 38,000円+税


■仕様体裁
技 法 アートレリーフ
用 紙 キャンバス
額 縁 木製金箔額
画 寸 天地45.5×左右38.0㎝(F8号)
額 寸 天地60.5×左右53.0×奥行2.0㎝
重 量 約2.4㎏
原画所蔵 ナショナル・ギャラリー(ワシントン)
発 行 共同印刷株式会社


※アートレリーフとは原画を思わせる絵の具の凹凸や筆のタッチを丁寧に再現し、キャンバスに仕上げた特殊な複製画です。絵の表面の盛り上りを直に触ってお楽しみいただけます。


本作品は残部僅少です。この機会にぜひ貴方様のお手元でご鑑賞下さい。




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