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November 24, 2017

澄み渡る冬の気配

 いつもブログ『美術趣味』をご覧頂きましてありがとうございます。

 朝晩の寒さが一層厳しくなってまいりました。秋の気配から冬へと季節が変わった様子で急な寒暖差で体調を崩し気味ですが、皆様どうかお体をご自愛くださいませ。

 11月は二十四節気で言われる「小雪(しょうせつ)」というのがあります。「小雪」とは色づいた紅葉が落ち始め、山々で雪が降り始める事を言うそうです。そして、雪の量がそれほど多くない意味で「小雪」と言うそうです。いわゆる冬の入り口にあたります。


 「小雪」を迎えていますが、寒さの合間に時折ポカポカと暖かく穏やかな日もあり、ほんの少しほっとします。この穏やかな日の事を「小春日和」などと言います。「小春」は旧暦の10月の事で、新暦で言うと11月~12月にあたりるそうです。「小春日和」という言葉は、晩秋から冬にかけて使われる言葉だそうで秋から冬に移行するこの時期、春のような陽気が続く様子を「小春」と呼ぶようになったそうです。小春の「小」とは「似ていて規模が小さい」という意味だそうで、実際の春という意味ではなく「春のような」という意味合いを持ちます。言葉に込めたさりげない意味合いが奥深さを感じさせられます。


 今回は、近代きってのモダンな作風で知られる日本画家であり文化勲章受章作家、中村岳陵画伯が描いた「初冬」のご紹介をいたします。


 なんとも爽やかな冬の景色。流暢な筆致で描かれたサネカズラ(実葛)に、冬の訪れを告げる渡り鳥・ジョウビタキが留まっています。たっぷりとした余白は、どこか冬の始まりを感じさせ、鮮やかな色使いで描かれたジョウビタキとサネカズラの葉の緑、赤い実が美しく調和しています。
 
 初冬の季節の雰囲気を大切に、画中の鮮やかな色使いを引き立てるよう作品に合わせて、額装いたしました。



初冬.jpg
中村岳陵 《初冬》 
販売価格 軸装・額装(各)120,000円+税


【中村岳陵 略歴】
1890年 静岡県下田市に生まれる。
     12歳で上京し、琳派や土佐派など伝統的な大和絵を学ぶ。
1908年 東京美術学校日本画撰科に入学し、1912年に主席で卒業。この頃からゴッホや
     ゴーギャン、ルソーなどポスト印象派の画風を好んで摂り入れるようになる。
1915年 再興第二回院展に《薄暮》を出品し注目を集め、日本美術院同人に推挙される。
1930年 福田平八郎、山口蓬春らと六潮会(ろくちょうかい)を結成。日本画・洋画・評論など
     異なる立場の有志が集い、精力的に展覧会や研究会を開催した。
1947年 帝国藝術院(現日本藝術院)会員に任命される。
1950年 日本芸術院を脱退。以降、日展を主な活躍の場に、人物画や写実的な風景画、
     モダンな花鳥画など幅広い画風の作品を残した。
1954年 日展常任理事となる。
1962年 文化勲章受章を受章。文化功労者に叙せられる。
1969年 逝去。享年79。


<仕様体裁>
技法 彩美版®
監修 有限会社 天心
原画 華鴒大塚美術館(岡山)
用紙 和紙
証明 著作権者の承認印・通し番号入り証書および美術館の承認印入りシールを貼付
解説 三宅利枝(華鴒大塚美術館 学芸員)

■額装仕様
画寸 天地37.0×左右45.5cm
額寸 天地54.0×左右62.5cm
重量 約3.1kg
額縁 高級木製和額(サクラ材、アクリル付)
 黄袋、吊金具、紐付き

※寸法・重量は天然材料を使用しており手作りのため、表記と若干異なる場合があります
※この作品は軸装もございます。
※「彩美版®」は共同印刷株式会社の登録商標です。

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