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February 3, 2017

【新作のご紹介】彩美版® 前田青邨《 桃花(とうか) 》


――― 特別許可の原画撮りおろしによる制作。
日本美術院同人・今井珠泉画伯による監修のもと鮮やかに再現 ―――



桃花 (1).jpg


この度当社は、文化勲章受章日本画家・前田青邨による「桃花(とうか)」を彩美版®にて発売いたしました。(限定300部)


1961年に制作された本作《桃花》は、東京・名古屋・京都・大阪・金沢の美術倶楽部が主催した「五都展」への出品作、
金地に絢爛に咲き誇る紅白の桃の花が美しく、力強さあふれる重量感と上品なたたずまいを兼ね備えた大変にぎやかな作品です。

青邨画伯といえば、代表作《洞窟の頼朝》(重要文化財)など武者絵をイメージされる方も多いと思いますが、本作は画伯の特徴的な垂らし込みの表現を余すところなく堪能できる傑作です。
この度は特別な許可のもと原画を撮りおろし、制作が実現いたしました。


本作の監修者、青邨画伯の愛弟子でいらっしゃる今井珠泉画伯によりますと、
『前田先生の垂らし込みは琳派の垂らし込みをさらに突き進めた、宗達、光琳、の垂らし込みとは違う、「質を描き分ける」垂らし込み』
(特別付録・「今井珠泉先生が語る「桃花」の美しさの秘密とは」より一部抜粋)
だといいます。

垂らし込みの技法で枝、布、花瓶、花それぞれの質感を、これだけ描き分けているというのは驚きだ、とのことです。
このように《桃花》は、計算し尽され巧みに用いられた「垂らし込み」の表現を随所にみることができる稀有な作品です。


また解説を執筆された平塚市美術館館長・草薙奈津子氏は、
『この絵は桃を描いたもの。桃と言うとピンクを思い出しますが、これは紅白の桃花。しかも赤い桃が白い桃より多いので、強い印象を受けます。でもそれは花のせいばかりではないようです。
青邨独特の枝ぶりもそうですが、赤絵の花瓶、下に敷かれた絞り模様のクロス、共に中国のものでしょう。皆、花の強さを強調するのに格好の材なのです。画家はこの画面を生み出すために、ただ技術的なことだけでなく、そんなことにも心を配ったのです。そうやって堅牢な作品が生み出されてきたのです。』
(付録・解説書より一部抜粋)
と語ります。


前田青邨画伯の感性と技術が生み出した作品の凄みを、ぜひお手元でお楽しみください。


彩美版®「桃花」には、多彩な活躍をされる平塚市美術館館長・草薙奈津子氏執筆による解説書と、より本作の魅力についてお楽しみいただけるインタビュー冊子、特別付録「今井珠泉先生が語る「桃花」の美しさの秘密とは」が付属されています。



前田 青邨(まえだ せいそん 1885~1977)
1885年、岐阜県中津川市に誕生。1901年に上京、尾崎紅葉の紹介で日本画家・梶田半古に学ぶ。1914年、日本美術院同人に推挙。1920年、延暦寺より伝教大師絵伝「根本中堂落慶供養図」を委嘱される。1930年、「洞窟の頼朝」で第一回朝日賞受賞。1951年に東京藝術大学教授に就任、1955年に文化勲章を受章。1961年、「桃花」を制作。活躍は幅広く、法隆寺金堂壁画再現事業の総監修や高松塚古墳壁画模写の総監督も務めた。1974年、ローマ教皇庁の依頼で「細川ガラシャ夫人像」を完成、バチカン美術館に納める。



momo.jpg


【仕様体裁】

本体価格 200,000円+税
技法:彩美版®、シルクスクリーン手刷り、本金泥使用
限定:300部(額装)
画寸:天地53.0cm×左右41.2cm
額寸:天地77.8cm×左右66.0cm
用紙:版画用紙
額縁:国産特注木製額(アルダー天然無垢材ワックス仕上げ)、金モール織りマット、アクリル付き
重量:約4.85kg
証明:著作権者承認印、限定番号入証紙を貼付
発行:共同印刷株式会社

※彩美版は共同印刷株式会社の登録商標です。
※当社が独自に開発したセキュリティシールを証明書に貼付しています。スマートフォンなどで、作品が共同印刷(KP)の発行する真正な複製画であることが判定できます。


詳細につきましては、当社ホームページのお問合せより、またはお電話、FAXにてお問合せください。

お問合せ:
共同印刷株式会社 アート&カルチャー部 
TEL 03-3817-2290 FAX 03-3817-2288

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