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May 20, 2016

週末の横浜散歩のススメ


 こんにちは。
 お天気の良い週末、横浜美術館で開催中の「複製技術と美術家たち―ピカソからウォーホールまで」展に行ってまいりました。

20160520yokohama_muse_flyer.jpg


 本展は、写真印刷や映像などの「複製技術」が普及し誰もが複製を通じて美術を楽しむことができる時代に、20世紀の欧米を中心とする美術家たちがどのような芸術のビジョンを持って作品を作っていたか、を検証する展覧会です。テーマとしては少々難解ですが、難しいことはさておき芸術家たちが複製技術をその目や手を通じてどのような形で解釈し、表現したか、さまざまな形を見ることができて興味深いものがあります。

 ピカソやマティスからウォーホールまで時代を追って、相当な数の作品が展示されていますが、中でも印刷物でも良く目にするマティスの「ジャズ」の色彩の美しさが個人的にはとても印象に残りました。

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アンリ・マティス《サーカス》(詩画集『ジャズ』より)
1947年/シルクスクリーン、紙(書籍)/42.5×65.0cm(用紙)/富士ゼロックス版画コレクション



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パウル・クレー《ホフマン的な場面》
1921年/リトグラフ、紙/31.7×22.8cm/富士ゼロックス版画コレクション



 同時開催の「しなやかさとたくましさ―横浜美術館コレクションに見る女性の眼差し 」
 「アメリカ写真の展開:1860年代-1940年代」。こちらも上村松園、小倉遊亀、片岡球子など近代日本画家から、コムデギャルソンの川久保玲など現代のアーティストまで網羅し、充実した内容で見応えのあるものになっていますし、写真展もその時代のにおいが感じられる写真が数多く展示されています。

 横浜美術館は館内が広く、展示作品も企画展~コレクション展まで観るとかなりのボリュームになるので、ゆっくり時間を取っていかれるのが良いかと思います。鑑賞が終わったら近くのカフェでのんびりとお茶をしたり、山下公園や中華街までお散歩したりするのも良いかもしれませんね!

 久しぶりに行った横浜・みなとみらい界隈は、都内にはない開放的な空気感であふれ、とても気持ちの良い時間を過ごした一日でした。



【展覧会情報】
富士ゼロックス版画コレクション×横浜美術館
複製技術と美術家たち-ピカソからウォーホルまで

会場 横浜美術館
   横浜市西区みなとみらい3-4-1
会期 2016年4月23日(土)~6月5日(日)
開館 10:00~18:00(入館は17:30まで)
※5月27日(金)は20:30まで開館(入館は20:00まで)
休館 木曜日
主催 横浜美術館(公益財団法人横浜市芸術文化振興財団)
協賛 富士ゼロックス株式会社
後援 横浜市
協力 横浜高速鉄道株式会社、横浜ケーブルビジョン、
   FMヨコハマ、首都高速道路株式会社
企画協力 横田茂ギャラリー

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