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September 25, 2015

読書の秋


 空高く、秋を感じる季節となってまいりました。シルバーウィークは連日晴天に恵まれ、お出かけ日和でしたね。次回このような大型連休が訪れるのは11年後だそうです。

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 さて、私は特に予定のない連休でしたので、久しぶりに集中して幾冊かの本を読みました。今日はその中の一冊、山口晃(やまぐちあきら)著「ヘンな日本美術史」をご紹介したいと思います。山口晃氏といえば、現在と過去がミックスされたような都市鳥瞰図が代表作の現代アーティストですが、結論から言うとこの方の絵画解説がとても面白いのです。

 タイトルの「ヘンな日本美術史」は、「変な(=ふしぎな)日本美術・史」というような意味合いだそうです。現代人が見ると何でこんな風に描いてあるのだろう?、どうやったらこんな風に描けたのだろうか?という疑問に答えるように、《鳥獣戯画》や雪舟、《洛中洛外図》、河鍋暁斎などの作品を古い順に取り上げ、独自の目線による解釈を踏まえて解りやすく紐解いています。

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 山口さんの解説を読んでいると、一見何でもない絵や、価値を見落としてしまいそうな作品がとても魅力に見えてきました。作品に関連して登場する過去の人達だけでなく、現代画家のモノの捉え方も垣間見た感じがしてとても面白かったです。美術史本とはいえ、気軽に読める内容なので、秋の夜長の一冊にいかがですか?

山口晃著「ヘンな日本美術史」
ISBN:978-4396614379

出版社:祥伝社
発売日:2012年10月31日
判 型:四六判ソフト(256ページ)
定 価:1,800円+税

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