東山魁夷の美を追求する
名前を知らない人はいないぐらい、東山魁夷画伯は日本を代表する著名な画家です。日本芸術院会員、文化勲章受章者であり、皇居新宮殿大壁画《朝焼けの潮》や奈良唐招提寺の壁画制作、また美術の教科書に作品《道》が掲載されていた事を記憶している方もいらっしゃるのではないでしょうか。深い精神性を秘めたその風景画は、今なお人々の心を引きつけてやまない国民的な人気画家です。
この度、良きご縁に恵まれ東山魁夷画伯の新作品を「東山魁夷 マスターピース コレクションTM」として世に送り出す事となりました。その作品の名は《静映(せいえい)》。今年の春、北陸新幹線開通の記念として長野駅の東西自由通路に設置された「壁画 静映」の事を思い浮かべる方々も多いと存じます。信州を訪れた方を見守る縦2m×横10mの巨大な壁画の元になった作品は、長野県信濃美術館 東山魁夷館にある《静映》です。信州をこよなく愛した東山魁夷は、斑尾高原にある希望湖(のぞみこ)を取材し、それを元に《静映》を完成させました。作品は夏の朝の静謐な空気に包まれる森の木々と、鏡の様な湖面が描かれており、東山ブルーと云われた独特の美しい青の色彩の世界が存分に表されています。
今回、この美しい風景画を表現するにあたり、アクリルガラスに直接本紙(絵柄)を接着させるという技法で作品の持つ美しさを引き出しています。森の木々の重なりや奥行き感、湖面の透明感やブルーの色合いなどが、すばらしく表現されています。また、アクリルガラスはUVカット仕様の高価なものを用い、紫外線や空気からの本紙の劣化を保護してくれています。額装も特注木製額に本紙が浮き出した様に見える、今までにない様な特別な仕様です。日本間からマンションの洋間まで広くマッチするシンプルで高級感ある額装で、サイズも見応えのある大きさです。その完成度は、著作権者のお墨付きをいただきました。正に美しさの極致に達したのではと自負しております。今までの複製画表現とは違った、新鮮な作品をお楽しみください。
東山魁夷 マスターピー ス コレクションTM
東山魁夷 《静映》
販売価格 500,000円+税
<仕様体裁>
監 修 東山すみ
原 画 長野県信濃美術館 東山魁夷館 所蔵
限 定 300部
額 縁 特注木製額シルバー仕上げ、ハンドメイド浮き出し加工
画寸法 天地40.6cm×左右81.4cm
額寸法 天地58.6cm×左右99.4cm×厚み3.5cm
重 量 6.0kg

また、当社が開発したセキュリティーシールも奥付に貼られ、シールをスマートフォンなどのカメラでフラッシュを用いて撮影すると、画面上に特定の文字が浮き出て見える事で真贋が判断できます。

トラックバック
このエントリーのトラックバックURL:
http://bijutsu-shumi.com/cgi-bin/mt/mt-tb.cgi/1602