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August 7, 2015

若者よ、夢に向かって走れ!


 先日関西方面への出張の帰路、少し寄り道して京都嵯峨野の車折神社(くるまざきじんじゃ)に参拝してまいりました。

 車折神社は画聖・富岡鉄斎が一時宮司を務めていたところで、車軒文庫に多数の鉄斎作品が伝わっています。以前私たちはこちらのお許しをいただき、鉄斎の《宝船》という作品を彩美版にさせていただきました。その時以来、八年振りの再訪です。

20150807Geinou_Jinja.JPG 今回は、車折神社境内にあり芸能関係者から厚い崇敬を集める芸能神社に参拝し、念願叶って俳優となった若い友人の初舞台の成功と、役者としての成長を祈願することでした。友人は中学の頃から演劇の道を志し、プロの役者になる夢に向かってがんばってきました。今年あるプロの劇団のオーディションに合格し、精進の甲斐あってこの秋ついに初舞台を踏むことになりました。

 今はまだ、夢へと続くであろう道の入口に立ったばかりの彼ですが、この数か月で周囲が驚くほど目覚ましい成長を遂げました。プロの世界は厳しく、劇団の一員となれば必ず役がもらえるわけではありません。本番の舞台に立つには、稽古を通じて実力を認められ、信頼されなければなりません。顕著な実績を持つ素晴らしい先輩方との出会いが、彼を大きく成長させたのでしょう。

 普段はのんびり屋の彼のどこに、こんなに強い意志の力が秘められていたのだろうと正直驚いていますが、連日の厳しい稽古で肉体的には極限近くにまで追い込まれながら、精神的にはかつてないほど充実しているようです。活き活きと輝く表情にそれがよく表れています。夢に向かって必死に走る彼の未来が、大きく開けることを願って止みません。

 演劇に限らず、文化芸術の世界で日夜身を削る努力を重ね、夢を掴もうともがいている沢山の若者たちがいます。彼らこそが、我が国のこれからの文化芸術を担っていく存在となるはずです。私たちは事業を通じ、こうした若者たちの支援につながる活動を継続して行っていきたいと考えております。




【車折神社のご紹介】

所在地 京都市右京区嵯峨朝日町23
電 話 075-861-0039
ご祭神 清原頼業公
    天宇受売命(芸能神社)
最寄駅 嵐電「車折神社駅」


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