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May 23, 2014

浦和のギャラリー散策


g_yanagisawa2.jpg 初夏の陽気が日々天気図を占め、心も開放的となる時期となってきました。穏やかな風と明るい日差しに誘われ、さいたま市浦和駅西口近辺を散策しました。

平安時代に創建されたと言われる古刹・玉蔵院。喧騒から無縁の地を中心に、その周辺の石畳はさりげない趣を印象づけます。そんな石畳が続く裏門通りは、つい立ち止まって見入るレトロで風情豊かな装いのお店も多く見られます。「やじろべえ珈琲店」「手焼きせんべい三代目満作」「和浦酒場」などなど。つぎはぎな印象の銭湯「稲荷湯」も好きな外観です。

g_yanagisawa1.jpg そして訪れたのは中山道沿いにある、老舗ギャラリー、「柳沢画廊」。現代抽象画中心で現代版画から現代美術全般の企画展を開催している画廊です。この日も小ぶりで品の良い空間に、現代美術が並んでいました。筆塚稔尚(ふでづかとしひさ)という作家さんの個展開催中でした。「muragimo」という、質感ある様々な色の紙に有刺鉄線のハートが組み合わされた小さな作品が壁面に多数並べられていたり、質感ある空間に三角状の対象が浮かぶ木版画作品など、静けさの中にチクリとした刺激を感じるような印象の抽象造形作品でした。
 
rafu.jpg (たぶん)オーナーの方に、ご挨拶がてらこのあたりの画廊についてお尋ねしたところ、1軒面白いギャラリーがあると紹介してくれました。毎年年始に参拝する調神社のすぐ近くにある「楽風(らふ)」という喫茶ギャラリーです。早速行ってみました。

 「青山茶舗」という老舗の日本茶店。その奥の敷地に120年前に建てられた納屋を改装、1階は日本茶カフェ、2階はギャラリーとなっています。知らなければ絶対勝手に入りこまないと思う場所にあり、本物の時代性をまとう内・外装を前に、懐かしい空間がもたらす癒しの力を感じずにはいられません。

raku2.jpg 1角には入れ替わりのワンクリエーター展示販売コーナーがあり、この日は手編みのバッグ、小物、アクセサリーが並べられていました。テーブル上の手作り感ある小物も目を和ませます。冷抹茶の洋菓子セットを美味しくいただき、ここを後にしました。そう、この日はあいにく2階のギャラリーは休廊でした。しかしこの喫茶室、そして作品らしき人形が置かれた緑豊かな庭も、まさにギャラリー空間として楽しめ、それで満足してしまったのでした。2階のギャラリーはまたあらためて鑑賞するのを楽しみにとっておきます。


■柳沢画廊
 さいたま市浦和区高砂2-14-16
 TEL 048-822-2712
 営業時間11時~19時
 定休日 水曜 年末年始 夏期

■楽風(らふ)
 さいたま市浦和区岸町4-25-12
 TEL 048-825-3910
 営業時間10時~19時
 定休日 水曜 年末年始 お盆

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