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February 7, 2014

春の兆し


皆様いつも「美術趣味」をご覧いただきありがとうございます。

まだまだ朝晩は冷え込みますが、少しずつ春の気配が感じられるようになりました。冬から春へと季節が移り変わるこの時期は、誰もが嬉しく待ち遠しく感じる時期ではないでしょうか。先日、文京区目白台の永青文庫に伺ったおり、神田川沿いの江戸川公園で春の兆しを見つけました。

神田川は井の頭公園内の井の頭池を源とし古くは平川(ひらかわ)と呼ばれ現在の日比谷付近にあった日比谷入江へ注いでいました。徳川家康は神田山(現在の駿河台)を切り崩して日比谷入江を埋め立てるとともに江戸の飲料水確保のため平川を改修し神田上水を設けました。

現在の江戸川公園付近に取水堰(関口大洗堰)を設置して平川の流れを分け、水戸藩邸(後楽園)を経て江戸市内へ向かう上水道を引きました。神田上水は江戸市民の生活になくてはならないものとなり明治30年代まで使われていました。

江戸川橋から飯田橋にかけて神田川と並行するように走る「巻石通り」は神田上水の流路です。このあたりの地名が文京区水道と言うのはその名残です。

今では神田川はソメイヨシノが咲き誇る都内有数の花見スポットです。「春にはまた来なくちゃ...」と思いながら川沿いの径を歩いているとそんな気持ちを察してか、江戸川公園で美しく咲く紅白の梅が温かく迎えてくれました。
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紅白という2色のコントラストは、紅白幕や紅白饅頭など縁起物としてお祝い事によく使われておりますが、この季節の自然を彩る紅白梅は、まさに春の到来を祝っているかのように感じました。皆さまも暖かい日はぜひ外へ散歩にお出かけになり、春の兆しを感じて頂ければ幸いです。




【文京区江戸川公園のご紹介】

所在 東京都文京区関口2-1
交通 東京メトロ有楽町線「江戸川橋」駅から徒歩3分


当社商品ラインナップから今年生誕130周年を迎える前田青邨の『紅白梅』をご紹介いたします。この作品はこちらでお求めになれます。



前田青邨 《紅白梅》
販売価格(軸・額) 各190,000円+税


淡く下地に金泥を刷いた画面に琳派に由来する垂らし込みの技法で華やかな紅白梅が描かれています。リズミカルにデザイン化された幹と枝は光琳の紅白梅図屏風を連想させます。よく観ると濃い紅色、淡い紅色、白色と異なる色の花を咲かせた三本の樹々があたかも家族のように互いを抱きあいながら複雑に絡み上方へと伸びています。香り高い梅の花が一面に咲き零れ上品で華やかな青邨独特の画面をつくりあげています。

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<仕様体裁>

■軸・額共通
原画 公益財団法人石橋財団 石橋美術館 所蔵
技法 彩美版(R)・シルクスクリーン手刷り
用紙 和紙
限定 300部
証明 著作権者の検印証紙を貼付

■軸装仕様
画寸 天地44×左右60.6cm
軸寸 天地135.7×左右75.7cm
軸装 三段表装
箱  柾目桐箱、タトウ入り

■額装仕様
画寸 天地43.9×左右60.3cm
額寸 天地65.5×左右81.9cm
重量 約5.8kg
額縁 木製金泥仕上げ特製額(ハンドメイド、国産)


※「彩美版(R)」は共同印刷株式会社の登録商標です。

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