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October 11, 2013

お祭りだ!

万国旗

いつもブログ『美術趣味』をご覧頂きましてありがとうございます。
10月に入りようやく秋の気配が感じられますね。それでも日中が夏日のように暑い日もあり体調を崩しがちですが気を付けたいものです。

先日、子供の運動会を見に行きました。当初の予定日が雨で延期となったので天気の心配をしていましたが、清々しい秋晴れのお天気の中運動会をする事ができました。

小さい子供ながらも一生懸命踊ったり走ってたりしている姿に目を奪われます。また、普段の生活とは違って、皆で合わせて踊る緊張感が伝わってきます。そして終わった安堵感・達成感も伝わり感慨深いものです。

普段の「日常」と「非日常」を表すのに、日本人の伝統的な世界観に「ハレとケ」があります。ハレ(晴れ、霽れ)は儀礼や祭り、年中行事の「非日常」、ケ(褻)はふだんの生活である「日常」を表しているそうです。ハレの場においては、衣食住や振る舞い、言葉遣いなどを、ケとは画然と区別したみたいですね。普段の日常と違った運動会、お祭りは一種の発散の場でもある様ですね。

nezumi_bubun2.jpgさて今回は、お祝いやお祭りにちなんだ名作、伊藤若冲《鼠婚礼図》をご紹介いたします。婚礼の宴のねずみたちが、格式高い儀式が終わったのかやんややんやと祝杯を挙げています。嬉しいお祝いだ!と大盛り上がり。たのしいひと時を想像させられる逸品です

十二支の先頭に数えられるねずみですが、もともと「子」の字は種子のなかに新たな命が萌し始める状態を表し「増える」という意味がある(『漢書』)そうです。そこで子沢山のねずみがあてられたと言われています。また十二支の「子」は北の方角を表すことから北方を護る五穀豊穣の神・大黒天の使いとされ、台所の守り神として大事にされてきました。

このように、小さくも働きもののねずみには招福と子々孫々までの家門の繁栄を願う気持ちが込められているのです。

吉祥の画題に合わせて軸装の裂地にもこだわり、中廻(ちゅうまわし)には縁起物の「花篭」と「巾着蓑」の紋様をあしらいました。また一文字・風帯の金襴には「福」、「寿」の文字が並ぶ福寿の紋様、天地には宝冠牡丹紋を用いました。また飾りやすい額装仕様も用意いたしましたのでお好みでお選びいただけます。

めでた尽くしの「鼠婚礼図」をぜひお手元でお楽しみください。





鼠婚礼図(軸)


鼠婚礼図(額)


伊藤若冲 《鼠婚礼図》 軸装・額装
販売価格(各)73,500円(税込)
鼠婚礼図(部分)

<仕様体裁>

■軸・額共通仕様

原画 京都・細見美術館所蔵
技法 彩美版(R)
用紙 和紙
証明 所蔵者検印証紙を貼付
解説 山下裕二

■軸装仕様

画寸 天地27.0×左右46.3cm
軸寸 天地114.3×左右64.5cm
表装 三段表装(国産、ハンドメイド)
材料 天地:地変宝冠牡丹緞子
    中廻:金茶地花籠紋緞子
    風帯・一文字:牙地小石畳地福寿紋金襴
    軸先:牙代用
    箱 :柾目桐箱、タトウ入り

■額装仕様

画寸 天地27.0×左右46.3cm
額寸 天地45.0×左右64.2cm
重量 約2kg
額縁 特製木製額(国産、ハンドメイド)

※彩美版(R)は共同印刷株式会社の登録商標です。


【伊藤若冲について】

正徳六年(1716)京都に生まれる。実家は青物問屋「桝源」。四十歳を機に家督を譲り仏門に帰依、絵師として本格的な活動を始める。鹿苑寺(金閣)、相国寺、金刀比羅宮に作品を寄進するなど活躍。寛政十二年(1800)、八十五歳で死去。
代表作に全三十三幅から成る《動植彩絵》(宮内庁三の丸尚蔵館)、《釈迦三尊像》(相国寺)、《紫陽花双鶴図》(プライス・コレクション)、《鶏図押絵貼屏風》(細見美術館)など。近年大規模な展覧会がたびたび開かれており注目が集まっている。

【細見美術館のご紹介】

細見家三代による日本美術のコレクションを中心に年間数回の企画展を開催しています。日本の美術工芸のほぼすべての時代、分野を網羅する所蔵品は重要文化財三十数点を含め約1千点。日本有数の伊藤若冲作品のコレクションでも知られます。

住所 京都市左京区岡崎最勝寺町6-3
電話 075-752-5555

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