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April 25, 2013

小石川歴史散歩━手塚治虫「陽だまりの樹」の巻


「美術趣味」をご訪問いただきありがとうございます。
今年はマンガの神様、手塚治虫の記念イヤーであることはご存知でしたか?
代表作「鉄腕アトム」がアニメ放映50周年、「ブラックジャック」がマンガ連載40周年、そして「リボンの騎士」がマンガ連載60周年にあたっています。
記念イベントが各地で開催されていますが、東京では6月29日から9月8日まで東京都現代美術館(木場公園内)で「手塚治虫×石ノ森章太郎 マンガのちから」と題する展覧会が開催されます。是非足をお運びください。


播磨坂さて当社の西側に「播磨坂」という長い坂があり桜の名所として知られています。坂の名はこのあたりに屋敷を構えた常陸府中藩主・松平播磨守に因むものです。
手塚治虫の先祖は代々松平家に仕える藩医で、藩邸の傍当時「三百坂下通り」と呼ばれた道沿いに屋敷を構えていました。徳川家縁の名刹伝通院(でんづういん)の裏手にあたり、現在東京学芸大学付属竹早小・中学校の校庭の一部となっています。
三百坂下通り手塚治虫は「陽だまりの樹」という作品で医師・蘭学者として活躍した曽祖父・手塚良庵(良仙)光享の姿を活き活きと描きました。「陽だまりの樹」は昨年NHKのドラマ(BS時代劇)となりましたのでご覧になった方も多いことと存じます。原作のマンガは小学館文庫に収録されておりますので未だの方は是非お読みください。
良庵は大阪に上り緒方洪庵が開いた「適塾」という蘭学塾で学びますが同門の先輩に慶応義塾を創設した福澤諭吉がいました。諭吉の「福翁自伝」には良庵との交流に関わるいかにも若者らしい逸話が記されています。手塚治虫もずいぶん参考にしたそうです。「福翁自伝」は岩波文庫から出ておりますのでご興味のある方は是非お読みください。

当社周辺には歴史や小説の舞台となった場所が数多くあります。浅学ではありますが今後もエピソードを交え少しずつご紹介してまいりますのでご期待ください。


【展覧会情報】

「手塚治虫 × 石ノ森章太郎 マンガのちから」展

会場 東京都現代美術館
    東京都江東区三好4-1-1(木場公園内)
    03-5245-4111(代表)   03-5777-8600(ハローダイヤル)
会期 2013年6月29日(土)から9月8日(日)まで
休館 月曜(7月15日は開館)、7月16日

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