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April 19, 2013

春の美術館廻り ━ 《エドワード・スタイケン写真展》


スタイケン展ポスター.jpg先日、駆け込みで写真展に行って来ました。砧の世田谷美術館で開催された《エドワード・スタイケン モダン・エイジの光と影 1923-1937》です。

ポスターのビジュアルをご覧下さい。モデルは誰あろうハリウッド・スターのグロリア・スワンソン(1899-1983)。ビリー・ワイルダー監督の名作「サンセット大通り」(1950年)で、晩年の大スターを地のままに演じきった名女優です。老醜をさらけ出したその凄絶な演技が今も強く印象に残りますが、若かりし頃のこのポートレートは実に可憐。でも、この眼差しの強度は只事ではありませんね。思わず魅かれてしまいました。

エドワード・スタイケン(1879-1973)は欧州ルクセンブルク出身でアメリカを代表する写真家として知られます。展覧会は若き日の写真芸術を志した時代から、20-30年代のゴールデン・エイジに商業写真に身を投じモードやセレブのポートレイト写真で隆盛を極めた時代、そして晩年、大戦後のニューヨーク近代美術館(MOMA)のディレクター就任時代までをクロニクルで紹介します。中でも本展の白眉は、「ヴォーグ」や「ヴァニティ・フェア」を飾ったスターの肖像写真。グレタ・ガルボ、リリアン・ギッシュ、フレッド・アステア、ジョーン・ベネット、ジョージ・ガーシュイン、ハロルド・ロイド、アーヴィング・タルバーグ(ラスト・タイクーン!)・・・煌めくようなハリウッド・セレブたちがスタイケンのアーティスティックな眼差しで銀塩フィルムに焼き付けられておりました。アート愛好家はもちろん、映画好きにはたまらない実に見応えのある展覧会でした。

世田谷美術館写真.jpg東京・砧の世田谷美術館は用賀駅よりプロムナードを抜け徒歩約15分。広大な砧公園の一角にあります。皆さんも春の日差しを浴びてぶらりお散歩なんていかがですか。アートと公園緑地でのんびり優雅な時間を過ごせます。




※世田谷美術館で開催の《エドワード・スタイケン写真展》は会期終了。4月20日(土)より《暮らしと美術と高島屋》展を開催―出品作の竹内栖鳳筆「アレ夕立に」(高島屋史料館所蔵の名品)は必見です。

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