December 26, 2012

新春におすすめ  小倉遊亀《梅》、横山大観《霊峰春色》、奥村土牛《椿》、上村松篁《春輝》

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皆様お元気にお過ごしのことと存じます。
今年も残すところ僅かとなりました。
皆様にとって平成24年はどんな一年だったでしょうか。
来年が皆様にとってよき年となりますよう心よりお祈り申し上げます。
さて当社の豊富なラインアップのなかから新春にふさわしい作品をいくつかご紹介いたします。
※こ紹介した作品はこちらでお求めになれます。
※「彩美版」は共同印刷株式会社の登録商標です。


横山大観 《霊峰春色》
価格:262,500円(税込)

金色に輝く雲煙を身にまとい頂を現す荘厳な霊峰富士。
あたかも神に捧げた献花のような山桜の薄紅色が華やかさを添える。


監修: 横山隆(横山大観記念館館長)
原画: 桑山美術館(名古屋)所蔵
技法: 彩美版・シルクスクリーン
限定: 200部
画寸: 天地50.0×左右65.0センチ
額寸: 天地71.0×左右86.0センチ
※この作品はこちらでお求めになれます。


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小倉遊亀 《梅》
価格:199,500円(税込)

鮮やかな絵付け文様の古壺に活けられた
芳しい紅白の梅花が春の訪れを告げる。


監修: 有限会社 鉄樹
技法: 彩美版・シルクスクリーン、本金箔使用
限定: 200部
画寸: 天地41.0×左右28.5センチ
額寸: 天地59.0×左右46.5センチ
※この作品はこちらでお求めになれます。


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上村松篁 《春輝》
価格:189,000円(税込)

芳しい香り漂う桃の枝に憩う二羽の山娘。
ゆったりと時を刻む麗らかな春のひととき。


監修: 上村淳之
原画: 松伯美術館(奈良)所蔵
技法: 彩美版IWA-E・シルクスクリーン
限定: 200部
画寸: 天地40.8×左右60.5センチ
額寸: 天地60.8×左右80.5センチ
※この作品はこちらでお求めになれます。


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奥村土牛 《椿》
価格:126,000円(税込)

凛としてあたたかい、
土牛が描く紅白斑(まだら)の椿。


監修: 奥村 正
原画: 古川美術館(名古屋)所蔵
技法: 彩美版・シルクスクリーン
画寸: 天地35.8×左右52.1センチ
額寸: 天地55.1×左右71.4センチ
※こちらの作品は掛軸仕様もございます。
※この作品はこちらでお求めになれます。


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December 20, 2012

深谷のミニシアターで新作仏映画を見る

深谷シネマ写真.jpg埼玉県深谷に初訪問です。大宮から電車で更に1時間程。赤い煉瓦作りのクラシックな駅舎が出迎えてくれます。東京駅を思わせるその瀟洒な佇まい、かつて煉瓦の町として栄え、歴史的建造物の残る深谷の町のシンボルだそうです。ときめきで期待も高まります。

映画の前のお楽しみは市内グルメ散歩。地元の雄・渋沢栄一翁が好物にしたという煮ぼうとう(野菜たっぷり平打ち麺)は食べられませんでしたが、地元の老舗食堂の黄色いカレー(とってもスパイシー!)や洋食屋さんのオムライスは感涙ものの美味しさでした。深谷では町おこしに力を入れていて、市内各所に置かれた無料タウン誌『深谷BIIKI』が、お店の場所や情報の収集にとても役に立ちました。

当日のメインイベントの映画館は、旧中山道沿い300年の歴史を持つ酒蔵の跡地に立つ、実に趣きのある外観の小劇場です。かつては映画館が複数あったというこの町も、今は有志によるNPO法人が運営する「深谷シネマ」を残すのみ。劇場内はゆったりした造りの整った設備で、都内のミニシアターと全く遜色はありません(というかそれ以上です)。

上映作品の仏映画『愛のあしあと』(クリストフ・オノレ作品)は本年制作の最新作です。衛星放送のWOWWOWが「旅するW座」と銘打ち、全国にある個性的な単館小劇場を貸し切って、一日興業をするというユニークな企画。第一回の作品はカトリーヌ・ドヌーブ母娘が共演のヌーヴェルヴァーグの流れを汲む、ちょっと過激な?愛の編年記スタイルのフレンチ・ミュージカルです。劇中でも娘役のキアラ・マストロヤンニが最高に美しく、そのアンニュイな表情と演技が、自由気ままな趣きの映画にピッタリとマッチし、実に見事な出来映えでした。入場無料はありがたく、レアな上映にもかかわらず告知も行き届き、地元の熱心なファンで60席余りの場内は満員。映画好きの私にはなんとも心強い限りでした。

今回は映画目的で慌ただしく、駅周辺の探訪しかできませんでしたが、かつての宿場町・深谷に残る伝統と郷土愛は好印象で、なんとも貴重な忘れがたい映画体験となりました。


<酒蔵の映画館 深谷シネマ>

■住所
〒366-0825  埼玉県深谷市深谷町9-12
TEL: 048-551-4592  FAX: 048-551-4593
旧中山道沿い七ッ梅酒造跡
JR高崎線深谷駅より徒歩約10分
商店街無料駐車場あり

December 13, 2012

日本橋三越 《彩煌会 日本画展》


『美術趣味』をご覧頂きましてありがとうございます。12月12日(水)から、日本橋三越の特選画廊で開催されている≪彩煌会 日本画展≫へ行ってきました。
現代日本画壇を代表する作家11名の新作がずらりと並び、立ち寄ったお客様方を魅了していました。
歴史ある公募展『院展』で同人としてご活躍されている、田渕俊夫先生や那波多目功一先生、清水達三先生、そして本年度の文化勲章を受章された松尾敏男先生の作品もありました。
当部では版画・複製画以外にも、『院展』の作品集なども制作させて頂いております。
そのため先生方の作品を観る機会は多いのですが、やはり洗練された筆使いや気品ある色合いは、いつ観ても心を動かされ、ずっと眺めていたい美しさに時間が経つのを忘れてしまいそうになります。
すべての作品に共通して、描く対象に対する真摯な眼差しと敬意が感じられました。それらが、芙蓉の瑞々しさ、糸菊の伸びやかさ、小鳥の愛らしさ、雪のきらめき、富士の壮大さなどに表れ、観る者を感動させるのかな、と思いました。
会期は短いですが、年末に向けてのお買い物に行った際は是非!クリスマスムードが漂う日本橋は賑わっており、道行く方々がとても楽しそうでした。
日本橋三越のクリスマスツリーもとっても素敵でした。夜はライトアップするそうです。

《彩煌会 日本画展 開催情報》

会場  日本橋三越 本館6階 特選画廊(入場無料)

会期  2012年12月12日(水)⇒18日(火)最終日は午後4時閉場

December 7, 2012

「水戸徳川家墓所」特別参拝記

私どものお得意先である、公益財団法人徳川ミュージアム様より、「国指定史跡水戸徳川家墓所」の特別参拝にご招待いただきました。

普段は一般公開されてはおりませんが、今回特別に現地のご担当者様から詳細な説明を受けながら参拝させて頂く機会を得ました。

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November 28, 2012

行く秋

行く秋1.jpg急に寒さが厳しくなり、雪が降りだしそうな気配を感じます。

それでも最近まではぽかぽかとした陽気で、寒暖差も手伝って近所の公園の銀杏が黄色く色づきはじめました。

4歳になる子供と銀杏の木を見上げて
「きれいだね!」
と一緒に声を上げて見入っていました。



行く秋2.jpgふと、子供が見て感じとる「色」と、私が見て感じとる「色」は決して同じではないんだろうなと思いました。

それでも「いいな」「きれいだな」と思う感じ方は一緒がいいな...と、ぼんやり銀杏を見ていたら、
二枚の銀杏の葉をもって、

「チョウチョだよ!」
と教えてくれる子供の発見に感動!

どうやら子供のほうが、四季で一番色づく秋を楽しんでいました。

November 20, 2012

深川・亀久橋のステンドグラス

夜の木場公園先日木場の東京都現代美術館へ「アートと音楽」展(注1)を観にいってきました。閉館ぎりぎりまでねばり外に出ると、もう日が落ちていました。
木場公園のつり橋の上で来し方を振り返ると明かりのともった東京スカイツリーが見えます。このつり橋は公園を南北に分かつ仙台堀川の上に架けられています。このまま真っ直ぐ帰宅したのでは何だか物足りない気がするので夜の散歩を楽しみましょう。仙台堀川を西へたどり富岡八幡宮方面へ抜けることにします。
仙台堀川は江戸時代に開削された運河で仙台藩蔵屋敷(注2)沿いを流れていたことから仙台堀と呼ばれました。江戸市中で消費される米の多くは仙台藩からもたらされましたが、海路江戸まで運ばれ深川の蔵屋敷に運び込まれたそうです。元禄2年(1689)、松尾芭蕉は深川から弟子の曾良を従え「奥の細道」へと旅立ちます。旅の始まりは隅田川を遡って千住へ向かうため仙台堀で舟に乗ることでした。

亀久橋のステンドグラスさて仙台堀川に沿って隅田川方面へと歩むうちに古い鉄橋のたもとに色鮮やかな明かりが点るのを見つけました。まるで闇に輝く一握りの宝石のような光は亀久橋(注3)です。
関東大震災の復興事業として深川、城東地区には150を超える橋が架けられました。隅田川の永代橋、蔵前橋、厩橋などが有名です。仙台堀川の亀久橋もそのひとつとして昭和4年に竣工しました。
橋の四隅に色鮮やかなステンドガラス照明が設置されています。当時世界的に流行していたアール・デコ様式を取り入れデザインされたもので、粋でモダンな下町の雰囲気にマッチしています。
戦災にも耐え、今なお竣工時そのままの美しい光を楽しむことができるのは奇跡と言って過言ありません。日中なら恐らく気付かずに通り過ぎていたことでしょう。夜の散歩ならではの嬉しい発見かもしれません。

(注1) 東京アートミーティング《第3回》 アートと音楽‐新たな共感覚をもとめて
     会場  東京都現代美術館
     会期   平成24年10月27日(土) から平成25年2月3日(日)まで

(注2) 仙台藩蔵屋敷跡  東京都江東区清澄1-2
     江戸時代の地図『明和江戸図』(明和8年・1771)には「松平陸奥蔵」と記されています。

(注3) 亀久橋(かめひさばし) 東京都江東区平野二丁目・冬木
     江東区指定「都市景観重要建造物」 江戸時代からここに同名の橋が架けられていました。
     『明和江戸図』に「カメ久ハシ」、安政5年(1858)の『本所深川絵図』には「亀久橋」と記されています。

November 16, 2012

オリジナル・リトグラフ 富田利吉郎「東京駅」

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東京駅が改装されて早ひと月あまり、ライトアップが大きな話題となりました。皆さん既にご覧になりましたでしょうか。
大正時代創建時の姿に復元された駅舎は、却って新鮮に映ったかもしれませんね。
美術趣味では改修前の三角屋根が赤レンガに映える、戦後長く親しまれた思い出の駅舎を描いた作品をご用意いたしました。鉄道画家として名を馳せた富田利吉郎画伯(1919-1995)が制作した貴重なオリジナル版画作品です。
多くの人々の人生の出会いや別れの舞台となったその姿には、懐かしくも切ない思い出の数々が詰まっていることでしょう。
画家自らが版に直接絵を描き、熟練の工房との協同作業で制作した正に価値ある作品を、皆さまにお薦めいたします。


オリジナル・リトグラフ 富田利吉郎「東京駅」
限定: 180部
価格: 99,750円(税込)

<仕様体裁>
作者: 富田利吉郎
技法: オリジナル・リトグラフ(作者自身が描版)
版数: 14版(14色)
用紙: ヴェラン・アルシュ
額縁: 木製金箔仕上げ(ハンドメイド)
画寸: 41×47cm
額寸: 60.5×66.5cm 
重量: 約2.2kg
発行: 美術趣味(共同印刷株式会社)

November 2, 2012

【新商品のご紹介】 特装版 中島千波「四季の花がたり」

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『美術趣味』をご覧頂きましてありがとうございます。
この度、中島千波先生の「四季の花がたり」を新仕様で発売いたします。これまでは4作品セット販売でしたが、このたびの新商品は単品でお求め頂けるようになりました!


四季の花がたり【特装版】 4作品
作者 中島千波

作品その1 「 春 さくら 」

作品その2 「 夏 向日葵(ひまわり) 」

作品その3 「 秋 秋櫻花(コスモス) 」

作品その4 「 冬 雪椿(ゆきつばき) 」
※左上から時計回りに

販売価格 各73,500円(税込)
発 行   美術趣味(共同印刷株式会社)


<仕様体裁・4作品共通>

監修・解説 中島千波

限定 300部

画寸 20.5cm×25.0cm(2号)

額寸 39.5cm×44.0cm

技法 彩美版(R)、シルクスクリーン手摺り

用紙 版画用紙

額縁 金泥仕上げ特製木製額、ハンドメイド(アクリル付)

重量 約2.0kg

証明 作者承認印、限定番号入り証書を額裏に貼付


セット商品の「四季の花がたり」は2010年の発売以来、大変ご好評を頂いておりましたが、より多くのお客様に楽しんで頂けるよう、ご要望の多かった単品販売を開始いたしました。額は金泥仕上げの上品な仕上がりです。小ぶりで軽量ですので飾りやすくお部屋の様々なスペースの彩りに最適です。

中島千波先生と言えば、現代を代表する画家としてはもちろん、東京藝術大学デザイン科教授としても有名です。精力的に未来の芸術家を育んでこられましたが、来年2013年3月をもって退任されることになりました。記念として『中島千波 人物図鑑』という展覧会を開催されるそうです。

人間存在の意味を絵画表現するという哲学的なテーマで、花や景色などの作品を目にする機会が多い私たちには、非常に興味深い内容ではないかと思います。
入場無料です!芸術の秋たけなわ、ぜひ足をお運びください。


退任記念展  中島千波 人物図鑑

■会期 2012年11月15日(木)から12月2日(日)まで 月曜休館
■会場 東京藝術大学大学美術館 展示室3、4
■開場 午前10時から午後5時まで(入館は4時半まで)
■料金 無料

July 2, 2012

鏑木清方 「朝涼(あさすず)」

朝涼


鏑木清方は、大正12年当時帝展審査員として画壇に重きをなしていましたが、東京・本郷龍岡町の自宅で関東大震災に遭遇しました。この「朝涼」は翌々年(大正14年)、震災後初めて開催された第6回帝展に発表され、清方の画業の転機となる重要な作品といわれています。
金沢八景の別荘でひと夏を過ごしたある日の早朝の空に、残月が淡くかかるのを見つけ、長女をモデルとして描いたものです。清らかな女性のすらりとした立ち姿、たおやかな手つき、背景に蓮の花を配す造形は、安らかに心を落ち着かせる風情を漂わせます。

文化勲章受章 鏑木清方筆「朝涼」の複製画、この度、鏑木清方没後40周年追悼企画として製作いたしました。朝露が滴るみずみずしさ漂う、美しい作品となっています。


[仕様体裁]
画面寸法  天地100.0×38.5cm
表装寸法  天地169.0×57.0cm
技 法    彩美版、シルクスクリーン手刷り
用 紙    特製絹本
表 装    三段表装
表装材料  
        天地: 白茶無地
        中廻: 薄茶綿ムラ経
   一文字・風帯: 牙地唐花唐草文金襴
        軸先: 朱塗頭切
          箱: 柾目桐箱、タトウ入り
限 定    100部
原 画    鎌倉市鏑木清方記念美術館 所蔵
解 説    宮崎 徹 (鎌倉市鏑木清方記念美術館 主任学芸員)
価 格    189,000円(税込)

※ 天然材料を使用した手作りのため、実際の寸法は表記と微妙に異なる場合があります。

プロフィール

共同印刷株式会社SP&ソリューションセンター アート&カルチャー部では、日本画を中心とした複製画や版画の制作、販売をてがけています。制作の裏側や、美術に関係したエッセーを続々とアップしていきます。尚、このサイトの著作権は共同印刷株式会社又は依頼した執筆者に帰属します。

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