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May 31, 2010

横山大観生誕の地にいってきました

大観生誕の碑
ツネです。ひさしぶりの更新です。
 
去るゴールデン・ウィークに水戸に行き、横山大観の生誕地を訪ねてきました。
  
巨匠・大観が水戸に生まれたことは知られていますが、生誕の地まで訪れるひとは、なかなかいないのではないでしょうか。
今回、私も初めて足を運びました。
 
水戸駅から、繁華街や観光名所と正反対の方向へ、線路沿いを歩くこと30分。
目印もなく、住宅街の中に、ひっそりと大観の生まれた場所が囲われていました。
 
整備された敷地内には、入り口に武家屋敷ふうの門があり、そこが横山大観の生まれた場所であることを案内する看板と、石碑と銅像があるだけ。そっけない・・・
142年前の酒井家(大観の実家)に大観が生まれた当時のおもかげは、もちろん、少しもありません。
 
それでも、私なりに感慨はありました。

 
大観生誕地 入り口今まで目にしてきた数々の作品。その称賛、ときに批判、学ぶほどに知る圧倒的な存在感。
その横山大観が、ここで産声をあげた。石碑に刻まれた文字をたどりながら、想いを巡らします。
 
幼い秀蔵(大観の本名)の目にはどんな風景に映ったろう。およそ2年の間とはいえ住まったこの地の、どんなご近所さんに囲まれて育ったのだろう。後年の大観は、自身の生地にどんな思いを抱いていたのだろう・・・
 
文献で「1868年 水戸に生まれる―」などと読むときには素通りだった想像力が、この地に立つことで刺激されます。
画家のことを知る、というのは、一つにはこうして体感することなのだろう、と思いました。
 
 
水戸駅で無料でもらえる観光マップにも、小さく、大観生誕地の位置が記されています。ご参考に。
(ただしとってもアバウトなマップです。)
 
さて、そもそも私はなぜ水戸を訪ねたのか。大観だけが目的ではありませんでした。
私のハンドルネームの由来となった洋画家、中村彝(つね)の生誕地であり、菩提寺があることから、年に一度は訪れているのです。そんな話も、次回。
 
 
◆ 横山大観の作品紹介は こちら 。 ◆

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