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December 24, 2009

【追悼】平山郁夫先生

企画のツネです。
 
大きく報じられた通り、12月2日に平山郁夫先生がお亡くなりになりました。
享年79。あまりにも早すぎる、突然の死に、言いようのない淋しさを覚えました。
 
仏教をモチーフにした初期の作品から、シルクロード・シリーズに至る印象深い作品の数々、
そしてそれらに並行して、幾つもの国際規模での文化財保護活動が、一人が成し得る規模を遥かに超えて実践されました。
また一方では草の根レベルの交流にも気さくに参加され、学長を務められた芸大でも、学生とのつながりを日々大切にされたといいます。


私も、仕事で何度も平山先生のアトリエにお邪魔しました。
今年の2月には、当社の販売代理店各社を集めて平山先生ご本人にお話を聞く、という交流会を開催しました。
本来は当社商品(平山先生の素描集)の説明会として企画された場でしたが、自作解説にとどまらず、悠久のシルクロードへの旅、昨今の世界情勢、そしてご自身の戦争体験にまで話は及び、予定していた1時間を過ぎてもなお平山先生は話を続けられました。
いま思えば、伝えるべきことを、時間のあるうちに伝えたいという思いが、平山先生にあったのかもしれません。
 
平山先生逝去の一報を伝える新聞各紙には、先生の写真が掲載されました。
その内の幾つかで、インタビューに答える先生の背には、青色と橙色の背景が印象的な作品「アフガニスタンの砂漠を行く」がありました。
 
この作品は、先生ご存命中に当社から複製画として発行した最後の作品でもあります。
今年のはじめ、我々が持参した校正をご覧になり、「ああ、いいですね」と微笑まれた先生のお姿を思い出します。
 
心よりご冥福をお祈り申し上げます。

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