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August 11, 2008

石山修武 自作を語る、を聴く。

世田谷美術館の案内(たぬき)企画のツネです。
驚くべきアーティスト・トークに参加してきました・・・
 
世田谷美術館で開催中の建築がみる夢 ― 石山修武と12の物語に合わせて開催された、石山さんご本人による自作解説を聴きに行ってきました。(8月3日)
 
驚かされたのは、そのお客さんの多さ!
世田谷美術館の展示室は、東京の数ある美術館の中でも広いほうだと思いますが、その展示室がひとで埋まるほどの大盛況。
ざっと300人は下らなかったでしょうか。
 
なにか特別なプロモーションをしたんですか、と学芸員の方に尋いたところ、そうでもないらしい。
いったい何が、これだけのひとを石山さんのもとに呼んだのでしょうか・・・


話のキモは、「回顧展にはしたくなかった」という石山さんの思い。
今回の展覧会で紹介されている12の建築プロジェクトは、すべて未完のもの。つまり、現在進行形で構想が練られ、築かれつつある建築ばかりです。
 
そうか、展覧会のタイトル「建築がみる夢」には、そんな意味も込められていたんだと気付かされました。
石山さんの眼も、施主の思いも、そしてもちろん建築のプロジェクトも、未来に向かっているのです。
 
また、それにつづくのが「石山修武12の物語」ではなく、「石山修武12の物語」というのも秀逸。このあたり、ご本人に質問してみればよかった!
 
トークは大いに盛り上がりました。
「建築は、いわゆる純粋芸術よりもずっと思い通りにいかない、だから遥かにおもしろい」
「なかなか夢を見られないこの時代に、こんなおっさんが夢を追い続けているんだなと思ってくれれば」・・・
 
そして、おもしろかっただけでなく、不思議と、聴き手の創作意欲も掻き立てられるようでした。
 
この展覧会は、石山さんご自身と学芸員始めスタッフの皆様の手で、なんと日々新しく、変わり続けています。まさに、完成することなく変化しつづける、石山さんの建築そのもののようです。
会期は今月17日(日)まで。おすすめです。ぜひ、足をお運びください!
 
 
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