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June 23, 2008

蕪の葉の料理 ― から美術を読む

かぶの写真企画のツネです。
 
さて、唐突ですが、 
一枚の写真(右)と二つの文章があります。
 
どちらの文章が、この写真により相応しいと思いますか?
(正解は、末尾にて)
 
【1】
茹でたてのかぶの葉に、胡麻ドレッシングをかけて食べる。切り方も茹で加減も最高! 「自分で自分を誉めてあげたい」...
あっという間に完食。

 
【2】
一人で食べるご飯は、やっぱりどこか寂しい。
野菜をさっと茹でてさっさと食べ終える。お皿は今日も一枚で片付いてしまった。

 
 
写真と共に【1】の文章を読むと、料理して、食べて、お腹いっぱい...という満足感が、伝わってきます。
片や【2】の文章からは、食事を独りで摂ることそのものへの寂しさが感じられます。
 
同じ写真でも、付くキャプション(説明)が違うだけでそれを観るひとの印象はまるで変わります。
これは、展覧会場での絵も彫刻も同様。

展覧会場でのキャプションはもちろん、出品作品の選定や並べ方に至るまで、すべて誰かの意思によるものです。
だから、必ずしも「正しい」とは限りません。つまり鵜呑みにしてはいけません。
 
芸術に正解はないけれど、ときに間違った解釈はあり得る。
キャプションはその間違いを防ぐ手がかりにはなるかもしれませんが、でも何よりも大切なのは、自分自身の眼です。
 
時にはキャプションを読むことなく、ただひたすらに作品と向き合ってみてはいかがでしょうか・・・
 
 
ちなみに、今回の写真に込められた撮影者(私)の意図は、【1】。
このゆで加減は本当に絶妙でした!
 
夜中の22時、お酒が飲みたくなったのと、かぶの葉が余っていることに気が付いて、急遽つまみのために調理したのでした...

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共同印刷株式会社SP&ソリューションセンター アート&カルチャー部では、日本画を中心とした複製画や版画の制作、販売をてがけています。制作の裏側や、美術に関係したエッセーを続々とアップしていきます。尚、このサイトの著作権は共同印刷株式会社又は依頼した執筆者に帰属します。

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