« 謹賀新年 2008 | メイン | 着せ替え人形と掛軸 »

January 9, 2008

靫彦の 赤と黒

iPod nano + AKG企画のツネです。
 
iPod nano の赤色に、AKGの黒のイヤホンを合わせて、日々音楽を楽しんでいます。
(今朝の通勤時は、ジョアン・ジルベルト。)
 
さて、赤と黒。
この2色の組み合わせから何を連想するでしょうか。
 
人によっては、ロシア(旧ソ連)の前衛芸術が頭に浮かぶかもしれませんし、
読書家ならスタンダールの小説を思い出すでしょう。
 
さて最近の私は、ある一枚の「赤と黒」の絵を思い浮かべます…

安田靫彦画伯「梅花定窯瓶」。(原画所蔵:豊田市美術館)
 
梅花定窯瓶

背景の、なんともいえない色合いが特徴です。
朱と黒の入り混じった色が、独特の黄味を帯びた定窯(ていよう:北宋時代の名窯)の花器を引き立てます。
 
赤と黒という組み合わせは対照の強い色合わせですが、安田画伯はたらし込みの技法を用いることで、品のある絵柄に仕上げています。
この、黒(墨?)の上からたらし込みで朱色を加えたような色合いがなんともいえずきれいで、また複製にあたって一番苦労した表現でもあります。
 
制作現場の努力と、豊田市美術館の方々のアドバイスもあり、完成度の高い作品に仕上がりました。
 
豊田市美術館でもお客様から非常に人気があり、ポストカードにしてもよく売れる作品だとお聞きしました。
この色合いをぜひ、お手元でご堪能ください!
 
 
商品の詳しいご紹介はこちら

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://bijutsu-shumi.com/cgi-bin/mt/mt-tb.cgi/1065

コメントを投稿

※いままで、ここでコメントしたことがないときは、コメントを表示する前に
このブログのオーナーの承認が必要になることがあります。
承認されるまではコメントは表示されません。そのときはしばらくお待ちください。

※お問い合せについては、「お問い合せ」からアクセスしてください。
こちらのコメント欄には個人情報に関する内容は記載しないでください。

プロフィール

共同印刷株式会社SP&ソリューションセンター アート&カルチャー部では、日本画を中心とした複製画や版画の制作、販売をてがけています。制作の裏側や、美術に関係したエッセーを続々とアップしていきます。尚、このサイトの著作権は共同印刷株式会社又は依頼した執筆者に帰属します。

<   March 2017   >
SUN MON TUE WED THU FRI SAT
 
 
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
31
 
 
ページの先頭に戻る