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December 7, 2007

湯タンポの描き方


こんにちは、営業のクロです。
 
マスク率が高くなっていく美術商品部、
みなさまは体調を崩されたりしてませんか??
 
夜は特に冷える今日この頃、
実家の母親から湯タンポが送られてきました。
わーい!
 
手書きのメモ付き。

「湯タンポの入れ方」
 湯タンポのフタをまくらにして
 湯タンポをナナメにして
 湯を入れる時
 ヤカンは両手で持つ

以上、原文引用。
 
クロ母、説明書きで韻を踏んでいます。
 
さてさて、湯タンポについては分かりませんが、
ストーブを描いた画家はいます。
 
大正の個性派、小出楢重。
 







小出楢重『裸婦』(石橋財団 石橋美術館所蔵、1925年)です。
 
向かって右側にストーブが!
 
考えてみれば当然です。
モデルさん、寒いですもんね。
 
ただ、「裸婦=ヴィーナス」という図式の
古典的西洋画では、考えられない事でして・・・
 
ヴィーナスの傍にいるべきなのは天使!
ストーブなんて、見えちゃいけない。
 
でも、小出楢重は描いちゃいました。
 
西洋から留学組が帰ってきて、日本の画家達が
懸命に「洋画」を理解しようとしていた時期。
 
裸の女を描くとこうなる!!
 
西洋の真似ではない、自分自身の裸婦像を確立した
画家だと思います。
 
もしもモデルが湯タンポを使っていたなら・・・
もちろん、彼なら描いたのでしょうね。

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コメント (2)

 

いつも楽しく読んでいます!
裸婦像といえば、国立新美術館で開催中のフェルメール展にレンブラントの版画がありました。
裸婦の隣に、なんとストーブが描いてあって、おもしろいなあと思いましたよ。(でも女性は寒そうな顔をしていました)

 

コメントありがとうございます!大人気のフェルメール展、混雑は大丈夫でしたでしょうか!?絵画の題材として定番の「裸婦」も、画家の捉え方によって意味付けが違ってくるのが面白いですね!「寒そうな顔」を描いたレンブラントの裸婦は、何を意味しているのでしょうね。

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