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November 9, 2007

奥村土牛の『栗』

こんにちは。営業のクロです。
 
実りの秋、というと何を思い浮かべるでしょうか。
年中なんでも手に入る今日ですが、やはり季節を象徴するものってあると思います。
 
栗もそのひとつ。
天津甘栗とは違う、秋の情緒をご紹介します。

  奥村土牛【栗】(軸装・額装)

まだ柔らかそうな、若草色のいがに包まれた『栗』
奥村土牛、76歳頃の作品です。

最後まで絵筆を握り続けた土牛にとっては、もしかしたら
成長過程の一作だったのかもしれません。
 
101歳という長寿を全うした画家です。
日本画壇を代表する作家の一人としてあまりに有名ですが、
30代の若い頃にはセザンヌに影響を受けたそうです。

貪欲に、あらゆるものを吸収した姿が想像できますね。
 
『栗』についても、細やかな描写が示す技量とともに
巧さ以上の、格調のようなものが感じられるように思います。
 
それは、院展入選を果たしても、文化勲章を受章しても、
芸術に対して真面目に熱意を持ち続けた画家だけが持つ、
品格なのかもしれません。
 
一枝で、秋そのものを構築しているような存在感。
季節感薄れた現代にこそ、ぜひご覧頂きたい一枚です。
 
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コメント (2)

 

はじめまして、みふゆと申します。営業のクロさんと同じく、入社して半年あまりたちました。クロさんのように、美術品を扱う仕事ではないけれど頑張っていきたいです!これからも、クロさんの美術品の紹介楽しみにしています。寒くなってきたので、体に気をつけ頑張って下さい。

 

みふゆさん、どうもありがとうございます!!コメント頂けてとても励みになりました。これからもヒヨコなりに頑張って行きますので、よろしくお願いします!みふゆさんもお体に気をつけて、ご活躍を願ってます。

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